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	<title>WEB INFORMA &#187; ● データでみる国試</title>
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	<description>メディックメディアの医学生応援サイト</description>
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		<title>［分析］データでみる105回国試（その6）　割れ問・難問編</title>
		<link>http://web-informa.com/kokushi/data/20110520/</link>
		<comments>http://web-informa.com/kokushi/data/20110520/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 20 May 2011 03:00:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>

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		<description><![CDATA[105回国試，受験生の皆さんが悩んだのは どんな問題だったのでしょうか？ メック＆メディックメディアが行っている「採点サービス」． ここで集計されたデータから， 正答率の低い問題，答えが割れた問題がわかります． どんなポ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>105回国試，受験生の皆さんが悩んだのは<br />
どんな問題だったのでしょうか？</p>
<p>メック＆メディックメディアが行っている「採点サービス」．<br />
ここで集計されたデータから，<br />
正答率の低い問題，答えが割れた問題がわかります．</p>
<p>どんなポイントで受験生が迷いやすいのか，実際にみていきましょう．</p>
<p>＊採点除外問題もご紹介しますが，マニアックなものは省略し，<br />
臨床的で今後繰り返し出題される可能性のある問題を選んでいます．<a id="more-2983"></a></p>
<blockquote><p><strong>D49</strong> （採点除外）<br />
4ヵ月の乳児．予防接種を受けた部位の変化を心配して来院した．3日前に左上腕にBCG接種を受けた．昨日から接種部位の発赤を認め，接種痕が膿疱様になってきたという．体温36.8℃．身体診察所見に異常を認めない．哺乳力や機嫌に変化はない．接種部位の写真を次に示す．<br />
<img class="alignnone size-full wp-image-2980" title="105D49" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105D49.gif" alt="" width="136" height="200" /><br />
説明として適切なのはどれか．<br />
ａ　「通常の反応であり，検査や処置は不要です」<br />
ｂ　「1週後にまた受診してください」<br />
ｃ　「黄色い膿を採取して顕微鏡で検査しましょう」<br />
ｄ　「黄色い膿を採取して培養検査をしましょう」<br />
ｅ　「ツベルクリン反応の検査をしましょう」</p></blockquote>
<p>【解説】<br />
答えは<span style="color: #0000ff;">『e　ツベルクリン反応の検査をしましょう』</span>です．<br />
受験生の選択率は<br />
a 65.9％　b 20.7％  c 4.5％  d 4.2％  e 5.1％<br />
でした．現時点では経過観察と考えた人が大半だったようです．</p>
<p>BCG接種の針跡は，普通は10日程たたないと見えてきません．<br />
しかし既に結核に感染をしていると，<br />
接種後すぐに接種部位が発赤，腫脹，膿疱状になることがあり，<br />
これを<span style="color: #0000ff;">「コッホ現象」</span>といいます．</p>
<p>コッホ現象が認められた場合には，結核感染の有無を調べるため，<br />
早期（一週間以内）にツベルクリン反応の検査を行う必要があります．<br />
（時間が経つとBCGにより擬陽性になる可能性があるため）</p>
<p>写真の針跡の発赤があまりひどくないことに惑わされるかもしれませんが，<br />
問題文中の「膿疱様」は，コッホ現象の特徴です．</p>
<p>平成17年からBCG接種前のツベルクリン反応検査が廃止になり，<br />
また，最近結核の注目度も高まっているので，覚えておいてくださいね．</p>
<blockquote><p><strong>B38</strong> （採点除外）<br />
多剤耐性緑膿菌〈MDRP〉と判断するために，感受性試験で抵抗性を証明すべき抗菌薬はどれか．3つ選べ．<br />
ａ　ニューキノロン系　　ｂ　カルバペネム系　　 ｃ　アミノ配糖体系<br />
ｄ　ペニシリン系　　　　ｅ　セフェム系</p></blockquote>
<p>【解説】<br />
答えは<span style="color: #0000ff;">『a ニューキノロン系，b カルバペネム系，c アミノ配糖体系』</span>です．<br />
受験生の選択率は<br />
<strong>a 53.7％  b 52.3％  c 57.2  d 59.3  e 77.2％</strong><br />
でした．</p>
<p>緑膿菌は本来抗菌薬が効きにくい菌種で，<br />
有効な抗緑膿菌薬はニューキノロン系薬，カルバペネム系薬，<br />
アミノ配糖体系薬などに限られますが，この3系統すべてに<br />
耐性を示す緑膿菌が多剤耐性緑膿菌（MDRP）と定義されます．</p>
<p>今回は採点除外となりましたが，<br />
院内感染症や多剤耐性菌については今後も出題が予想さます．</p>
<p>今回出題されたMDRPの他にも，<br />
・MRSA（メチシリン耐性黄色ブドウ球菌）<br />
・VRE（バンコマイシン耐性腸球菌）<br />
・PRSP（ペニシリン耐性肺炎球菌）<br />
・多剤耐性アシネトバクター<br />
など，代表的なものはチェックしておきましょう．</p>
<blockquote><p><strong>F26，27</strong><br />
次の文を読み，26，27の問いに答えよ．<br />
4ヵ月の乳児．体重増加不良と発達遅延の疑いとを主訴に来院した．<br />
現病歴：生後数時間から心雑音が聴取され，7㎜の欠損孔を有する心室中隔欠損症と診断された．生後2週から利尿薬を内服している．この1ヵ月の体重の増加は約300gであった．<br />
発育・発達歴：在胎38週2日，3,240gで出生．追視は可能，頸定は十分でない．<br />
既往歴・家族歴：特記すべきことはない．<br />
現症：体動は活発．身長64.2㎝，体重4.8kg．体温37.1℃．呼吸数60/分．心拍数132/分，整．右肋骨弓下に肝を2.5㎝触知する．<br />
検査所見：胸部X線写真を次に示す．<br />
<img class="alignnone size-full wp-image-2981" title="105F26" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105F26.gif" alt="" width="250" height="206" /></p>
<p><strong>F26</strong> <span style="color: #0000ff;">正答率31.9％</span><br />
この児に認められる所見はどれか．<br />
ａ　陥没呼吸　　　　ｂ　チアノーゼ　　　ｃ　眼瞼の浮腫<br />
ｄ　乾燥した皮膚　　ｅ　甲高い泣き声</p>
<p><strong>F27</strong> <span style="color: #0000ff;">正答率8.7％</span>（不正解の場合採点除外）<br />
この児の胸部聴診所見で認められるのはどれか．<br />
ａ　Ⅰ音の亢進　　 　ｂ　Ⅱ音の減弱　　　ｃ　連続性雑音<br />
ｄ　肺動脈駆出音　　ｅ　拡張期ランブル</p></blockquote>
<p>【F26解説】<br />
心不全を伴うVSDの乳児の臨床症状を問う問題です．<br />
受験生の選択率は<br />
<strong>a 31.9％  b 22.8％  c 21.7％  d 18.4％  e 5.2％</strong><br />
と，割れました．</p>
<p>胸部X線写真で著明な肺うっ血があり，呼吸数も多いため，<br />
<span style="color: #0000ff;">『a 陥没呼吸』</span>が認められると考えられます．</p>
<p>左・右短絡なのでチアノーゼは原則的には認めず，</p>
<p>肝臓は腫大し右心不全も認めますが，<br />
右心不全では，浮腫は眼瞼よりも下半身に起こりやすいです．</p>
<p>また，心不全による高度の体重増加不良を伴う例では<br />
皮膚が乾燥する例もありますが，<br />
一般には発汗過多により皮膚は湿潤している場合が多いです．</p>
<p>e は猫鳴き症候群の所見ですが，問題文中にそれを示唆する情報はありません．</p>
<p>【F27解説】<br />
答えは<span style="color: #0000ff;">『e 拡張期ランブル』</span>です．<br />
受験生の選択率は<br />
<strong>a 5.2％ b 9.4％ c 16.5％  d 60.2％  e 8.7％</strong><br />
でした．</p>
<p>左室→右室のシャントにより右室からの駆出量が増加し，<br />
肺動脈駆出音が聴こえると考えた人が多かったようです．<br />
しかし，収縮期には全収縮期逆流性雑音が聴こえているはずですよね．</p>
<p>心室中隔欠損症（VSD）では，<br />
肺血流増加により左房が拡大，左房圧も上昇し，<br />
相対的僧帽弁狭窄による拡張期ランブルを認めます（Carey-Coombs雑音）．</p>
<p>F26，F27は必修問題で，<br />
内容もVSDとメジャーな疾患であったにもかかわらず，<br />
多くの人が足元をすくわれる結果となりました．</p>
<p>F27の聴診所見については，<br />
実は『year note』に青字で強調してありました．</p>
<p>なんとなくわかった気になっている，メジャーな疾患こそ，<br />
もう一度きちんと勉強して，確実に得点できるようにしておきましょう．</p>
<blockquote><p><strong>D44</strong> <span style="color: #0000ff;">正答率23.9％</span><br />
67歳の女性．3ヵ月前からの腹部膨満感を主訴に来院した．脈拍76/分，整．心音と呼吸音とに異常を認めない．腹部はやや膨隆し，右肋骨弓下に肝を3㎝，左肋骨弓下に脾を5㎝触知する．血液所見：赤血球360万，Hb 10.5g/dl，Ht 32％，白血球18,700（骨髄芽球1％，好中球58％，好酸球5％，好塩基球1％，単球5％，リンパ球30％，赤芽球4個/100白血球），血小板65万．末梢血塗抹標本で巨大血小板を認め，骨髄穿刺はdry tapであった．骨髄の生検組織のH-E染色標本と鍍銀染色標本とを次に示す．<br />
<img class="alignnone size-full wp-image-2978" title="105D44A" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105D44A.gif" alt="" width="250" height="143" /> <img class="alignnone size-full wp-image-2979" title="105D44B" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105D44B.gif" alt="" width="250" height="143" /><br />
適切な対応はどれか．<br />
ａ　自家骨髄移植<br />
ｂ　抗癌化学療法<br />
ｃ　無治療で経過観察<br />
ｄ　エリスロポエチン投与<br />
ｅ　副腎皮質ステロイド投与</p></blockquote>
<p>【解説】<br />
原発性骨髄線維症の治療方針についての問題です．</p>
<p>答えは<span style="color: #0000ff;">『c 無治療で経過観察』</span>で，<br />
受験生の選択率は<br />
<strong>a 22.2％  b 35.9％  c 23.9％  d 1.7％  e 16.3％</strong><br />
でした．</p>
<p>原発性骨髄線維症に対しては，<br />
予後を改善する標準的治療法は確立されておらず，<br />
同種造血幹細胞移植が唯一の根治的治療法です．</p>
<p>実際の臨床では，予後因子や重症度分類，<br />
臨床症状（貧血や腹部症状）によって，<br />
経過観察，抗腫瘍薬，脾摘，ステロイド投与，<br />
造血幹細胞移植など治療法を選択しています．</p>
<p>詳しくは割愛しますが，この症例は，低リスク群の可能性が高く，<br />
また症状も腹部膨満感のみであるので，経過観察です．</p>
<p>105回国試では，このような専門的な問題が他にも何問か出題されました．<br />
難しいですね・・・</p>
<p>&#8212;&#8212;</p>
<p>さて，これで「データでみる105回国試」シリーズ全6回が終了しました．<br />
これから国試を受ける皆さんは，<br />
国試についてなんとなくイメージを掴めたでしょうか？</p>
<p>国家試験については，6月下旬に発行される無料情報誌<br />
<span style="color: #0000ff;">『INFORMA vol.41 夏号』</span>でも詳しく特集しているので，<br />
そちらも是非参考にしてくださいね．</p>
<p>106回受験生の皆さんは，<br />
これからマッチングに勉強に，多忙な日々が始まると思います．</p>
<p>不安になることもあるかもしれませんが，</p>
<p>国試は大学受験のように「落とすための難関試験」ではなく，<br />
「みんなが解ける問題を解ければ合格する試験」です．</p>
<p>105回国試の分析をふまえて，<br />
恐れずに，これから一歩一歩レベルアップしていきましょう．</p>
<p>応援しています！</p>
<p>（編集部S）</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>［分析］データでみる105回国試（その5）　新傾向問題編</title>
		<link>http://web-informa.com/kokushi/data/20110510/</link>
		<comments>http://web-informa.com/kokushi/data/20110510/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 10 May 2011 06:33:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://web-informa.com/?p=2973</guid>
		<description><![CDATA[今日は，データでみる国試（その1）でも少しだけ触れた， 新傾向問題をご紹介しようと思います． （データでみる105回国試（その1） 基本情報編はこちら） http://web-informa.com/kokushi/da [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今日は，データでみる国試（その1）でも少しだけ触れた，<br />
新傾向問題をご紹介しようと思います．</p>
<p>（データでみる105回国試（その1） 基本情報編はこちら）<br />
<a href="http://web-informa.com/kokushi/data/20110406-3/">http://web-informa.com/kokushi/data/20110406-3/</a></p>
<p><span style="color: #0000ff;">◆6肢以上の選択肢から選ぶ問題◆</span></p>
<p>103回から出題されるようになった形式の問題です．</p>
<p>105回では11問出題されましたが，その正答率は，</p>
<blockquote><p><strong>80％以上　　　⇒　6問<br />
70％～79％　　⇒　3問<br />
60％以下　　　⇒　2問</strong></p></blockquote>
<p>となっています．<br />
選択肢が多い分難しそうに見えますが，<br />
思ったより難易度は高くないですね．<a id="more-2973"></a></p>
<p>＊ちなみに…<br />
正答率<span style="color: #0000ff;">80％以上</span>はだいたい誰でも反射的に解答できる問題で，<br />
<span style="color: #0000ff;">70％～80％</span>は，国家試験対策をしていれば解答できる標準的な問題です．<br />
国試は計算上，正答率70％以上の問題を正答できれば合格ラインに達します．</p>
<p>また，<span style="color: #0000ff;">公衆衛生</span>から2問（感染症統計B62，一般診療医療費統計G68）<br />
出たことにも注目です．</p>
<p>では実際に問題を見てみましょう．</p>
<p>まずはブルーゾーン☆80％以上の問題．</p>
<blockquote><p><strong>I78</strong> <span style="color: #0000ff;">正答率98.4％</span><br />
Cushing症候群でみられないのはどれか．<br />
ａ　多毛　　ｂ　高血圧　　ｃ　低血糖<br />
ｄ　易感染性　　ｅ　骨粗鬆症　　ｆ　精神障害<br />
ｇ　中心性肥満　ｈ　満月様顔貌</p></blockquote>
<p>【解説】<br />
答えは『c  低血糖』です．Cushing症候群では，<br />
糖質コルチコイドの抗インスリン作用により，高血糖になります．</p>
<p>次は70％～79％のイエローゾーン．<br />
これが解くことができるかどうかが，合否を分ける領域です．</p>
<blockquote><p><strong>I79</strong> <span style="color: #0000ff;">正答率79.3％</span><br />
68歳の男性．進行する下腿の浮腫を主訴に来院した．<br />
2ヵ月前から両側下腿の浮腫を自覚していたが，次第に増悪するため紹介されて受診した．<br />
10年前から高血圧症で降圧薬を服用している．<br />
6年前から関節リウマチで自宅近くの診療所にて薬物治療中である．<br />
脈拍76/分，整．血圧138/86mmHg．尿所見：蛋白3＋，糖（－），潜血（±）．<br />
血液生化学所見：総蛋白5.5g/dl，アルブミン2.6g/dl，総コレステロール368mg/dl，尿素窒素22mg/dl，クレアチニン1.1mg/dl，尿酸7.4mg/dl．<br />
腎生検の蛍光抗体IgG染色標本を次に示す．<br />
<img class="alignnone size-full wp-image-2972" title="105I79" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105I79.gif" alt="" width="200" height="150" /><br />
この腎病変をきたす原因として可能性が低いのはどれか．</p>
<p>ａ　金製剤　　ｂ　大腸癌　　ｃ　B型肝炎<br />
ｄ　高血圧症　　　　ｅ　関節リウマチ<br />
ｆ　悪性リンパ腫　　ｇ　D-ペニシラミン<br />
ｈ　全身性エリテマトーデス〈SLE〉</p></blockquote>
<p>【解説】<br />
糸球体係蹄に沿った顆粒状のIgG沈着から膜性腎症を考えます．</p>
<p>膜性腎症を来す可能性が低いものを考えると，答えは<span style="color: #0000ff;">『d  高血圧症』</span>です．<br />
膜性腎症は成人のネフローゼ症候群の原因として頻度が高く，<br />
2次性に発症することが多い糸球体腎炎としても知られているので，<br />
チェックしておきましょう．</p>
<p>最後に，60％ 以下のレッドゾーン．解けたら偉い！</p>
<blockquote><p><strong>I77</strong> <span style="color: #0000ff;">正答率54.5％</span><br />
放射線治療中に静脈栄養・経管経腸栄養管理の必要性が最も低いのはどれか．<br />
ａ　上咽頭癌　　ｂ　中咽頭癌　　ｃ　舌癌<br />
ｄ　歯肉癌　　　ｅ　口腔底癌　　ｆ　下咽頭癌<br />
ｇ　声門癌　　　ｈ　頸部食道癌</p></blockquote>
<p>【解説】<br />
答えは<span style="color: #0000ff;">『g  声門癌』</span>ですが，『a  上咽頭癌』を選んだ人が33.9％いました．<br />
選択肢の中で，上咽頭は食物の通過に直接関係がないからだと思います．<br />
（声門の背側には下咽頭があります．）</p>
<p>しかし，上咽頭癌は，高率に頸部リンパ節転移を起こすので，<br />
照射範囲は上咽頭だけでなく，頸部リンパ節が含まれます．<br />
そのため治療時には食道にも放射線があたり，炎症や浮腫を起こします．</p>
<p>声門癌の治療においても，嚥下困難を生じ得ますが，<br />
軽度で一過性のものが多いそうです．</p>
<p>実際の経過を見る機会の少ない学生には，難問でした．</p>
<p><span style="color: #0000ff;">◆一般教養・医学英語◆</span></p>
<p>今年は，3問出題されました．</p>
<blockquote><p><strong>F15</strong> <span style="color: #0000ff;">正答率63.4％</span><br />
疾患と診療分野の組合せで適切でないのはどれか．<br />
ａ　gall stone・・・・・・gastroenterology<br />
ｂ　glaucoma・・・・・・・oncology<br />
ｃ　renal stone・・・・・・urology<br />
ｄ　stroke・・・・・・・・neurology<br />
ｅ　thyroiditis・・・・・・endocrinology</p></blockquote>
<p>【解説】<br />
答えは<span style="color: #0000ff;">『ｂ（緑内障・・・腫瘍学）』</span>です．<br />
-omaには“○○腫”という意味があるので，<br />
緑内障を知らない人は引っかかってしまいますね．</p>
<p>必修に出るような疾患は特に，英語の疾患名も，<br />
日頃から気をつけて見ておきましょう．</p>
<p>次に，英語というより医師としての常識を問う問題．</p>
<blockquote><p><strong>H20</strong> <span style="color: #0000ff;">正答率77.0％</span><br />
医学原著論文において通常最初に置かれている項目はどれか．<br />
ただし，タイトル，著者名および所属を除く．<br />
ａ　Abstract　　ｂ　Conclusion　　ｃ　Introduction<br />
ｄ　Methods　　ｅ　Results</p></blockquote>
<p>【解説】<br />
答えは<span style="color: #0000ff;">『a  Abstract（要約）』</span>です．<br />
普段から論文を読んでいた人には，簡単でしたね．</p>
<p>わかってはいたのに，変に深読みをして，他の選択肢を選んだ人もいました．<br />
必修の恐ろしいところです．</p>
<p><span style="color: #0000ff;">◆計算問題◆</span></p>
<p>こちらも，103回から出題されるようになった，計算問題です．</p>
<p>103回からの出題数と内容は，</p>
<blockquote><p>103回⇒呼吸機能検査，低Alb時の血清Caの補正　の2問<br />
104回⇒呼吸機能検査　1問<br />
105回⇒A-aDO2　1問</p></blockquote>
<p>となっており，今のところ呼吸器がよく狙われていますね．</p>
<p>対策としては，今まで出された問題の復習とともに，<br />
色々な公式をリストアップしてまとめておくといいかもしれません．</p>
<p>（例えば，腎⇒浸透圧，アニオンギャップ，Ccr，循環⇒平均血圧，出血量，など）</p>
<p>それでは，いよいよ今年の問題を見てみましょう．</p>
<blockquote><p><strong>I80</strong> <span style="color: #0000ff;">正答率54.0％</span><br />
慢性呼吸不全患者の動脈血ガス分析（自発呼吸，room air）の結果を示す．<br />
pH 7.41，PaCO2 44Torr，PaO2 57Torr，HCO3－ 27mEq/l<br />
FIO2 21％，大気圧761Torr，飽和水蒸気圧47Torr，呼吸商（ガス交換率）が0.8であるとき，A-aDO2を求めよ．<br />
ただし，小数点以下第1位を四捨五入すること．<br />
解答：（1）（2）Torr　　　＊（1），（2）それぞれに0～9の数字を選択</p></blockquote>
<p>【解説】<br />
A-aDO2＝PAO2－PaO2<br />
＝｛（大気圧－飽和水蒸気圧）×FIO2－PaCO2/呼吸商｝－PaO2<br />
＝37.94Torr</p>
<p>で，小数点以下第1位を四捨五入して，答えは『38Torr』になります．<br />
正確に理論式を覚えていた受験生が少なかったようで，<br />
正答率は54.0％と低かったです．</p>
<p>&#8212;&#8212;</p>
<p>新傾向問題，いかがでしたか？</p>
<p>出題数も少なく対策をしづらい為か，正解率は低めですが，<br />
難問ばかりでは決してありません．</p>
<p>特に医学英語や計算問題は，実習中に出会った時に，<br />
「国試に出るかも」と意識して，<br />
覚えたりメモを残したりしておくと良いと思います．</p>
<p>さて次回は，105回受験生を一番苦しめた，<br />
難問・割れ問をご紹介しようと思います．</p>
<p>それでは今日は，このへんで．</p>
<p>（編集部S）</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>［分析］データでみる105回国試（その4）　画像問題編2</title>
		<link>http://web-informa.com/kokushi/data/20110428/</link>
		<comments>http://web-informa.com/kokushi/data/20110428/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 28 Apr 2011 03:00:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://web-informa.com/?p=2946</guid>
		<description><![CDATA[「データでみる国試」3回目は，前回に引き続き， 105回で出た画像問題をご紹介していこうと思います． ◆画像問題　解剖編◆ 画像上の解剖学的知識を問う問題です． 105G17 側頭骨高分解能CTの軸位断像を別に示す． 矢 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「データでみる国試」3回目は，前回に引き続き，<br />
105回で出た画像問題をご紹介していこうと思います．</p>
<p><span style="color: #0000ff;">◆画像問題　解剖編◆</span></p>
<p>画像上の解剖学的知識を問う問題です．</p>
<blockquote><p><strong>105G17<br />
</strong>側頭骨高分解能CTの軸位断像を別に示す．<br />
矢印で示すものはどれか．<br />
ａ　蝸牛基底回転　　ｂ　外側半規管　　ｃ　顔面神経管<br />
ｄ　蝸牛窓　　　　　　ｅ　前庭</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2940" title="105G17" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105G17.gif" alt="" width="250" height="250" /></p></blockquote>
<p><a id="more-2946"></a><br />
正答率<span style="color: #0000ff;">32.5％</span>の難問です．</p>
<p>（矢印の位置があいまいで分かりにくいですが）<br />
答えは<span style="color: #0000ff;">「ｂ 外側半規管」</span>です．</p>
<p>側頭骨CTは，耳鼻科の聴神経腫瘍や側頭骨骨折で，<br />
見たことはあると思います．しかしその他の正常構造は，<br />
あまり意識して見たことがなかった人も多いのではないでしょうか．</p>
<p>どの分野でも解剖はとても重要です．</p>
<p>普段から，画像問題は目立つ病変だけでなく，<br />
正常構造も一通り見るなど，解剖を意識した勉強をしましょう．</p>
<p> <br />
<span style="color: #0000ff;">◆画像問題　実技編◆</span></p>
<p>104回でも注目されていた，実技・医療器具の問題が，<br />
今回も多数出題されています．</p>
<blockquote><p><strong>105H18</strong>　<br />
心電図検査を行う際の胸部誘導の電極と肋骨の位置関係を別に示す．<br />
正しい電極の位置はどれか．<br />
ａ（1）　ｂ（2）　ｃ（3）　ｄ（4）　ｅ（5）</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2941" title="105H18_1" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105H18_1.gif" alt="" width="137" height="184" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2942" title="105H18_2" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105H18_2.gif" alt="" width="136" height="182" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2943" title="105H18_3" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105H18_3.gif" alt="" width="136" height="185" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2944" title="105H18_4" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105H18_4.gif" alt="" width="137" height="183" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2945" title="105H18_5" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105H18_5.gif" alt="" width="136" height="183" /></p></blockquote>
<p>医学生の皆さんなら当然見慣れているはずの心電図検査ですが，<br />
意外にも？！正答率は<span style="color: #0000ff;">52.9％</span>・・・</p>
<p>受験生の解答は，同じ位置関係で1肋間高さの違う，<br />
ａとｂでほぼ半々に割れました．</p>
<p>詳しい位置は省略しますが，V1とV2の高さは第4肋間です．<br />
覚えておきましょう．</p>
<p>ということで，答えは<span style="color: #0000ff;">「ｂ」</span>でした．</p>
<blockquote><p><strong>105F25</strong>　<br />
46歳の男性．咳と痰とを主訴に来院した．3ヵ月前から倦怠感と食思不振を自覚し，体重が減少してきた．最近，痰の量が増加し，時々，血液が混じるようになった．アルコール依存症で入院歴がある．意識は清明．呼吸数24/分．血圧118/82mmHg．経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉95％．著しいるいそうを認める．マスクの種類と装着方法を別に示す．<br />
医師が患者の診察を進める際のマスクとその装着方法として適切なのはどれか．<br />
ａ（1）　ｂ（2）　ｃ（3）　ｄ（4）　ｅ（5）</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2935" title="105F25_1" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105F25_1.gif" alt="" width="129" height="173" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2936" title="105F25_2" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105F25_2.gif" alt="" width="129" height="173" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2937" title="105F25_3" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105F25_3.gif" alt="" width="129" height="173" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2938" title="105F25_4" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105F25_4.gif" alt="" width="129" height="173" />　<img title="105F25_5" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105F25_5.gif" alt="" width="129" height="173" /></p></blockquote>
<p>結核が疑われる患者さんの診察では，医療者側がN95マスクを装着します．</p>
<p>ということで答えは<span style="color: #0000ff;">「ａ」</span>です. </p>
<p>他の選択肢は，全てサージカルマスクで，空気感染の予防はできません．</p>
<p>そして，ｂは鼻が露出，ｃは鼻や頬にフィットさせてないので，<br />
サージカルマスクの装着法としても間違いです．</p>
<p>ちなみにｅは，上に透明のガードがついて，<br />
手術中などに眼を守るタイプです．</p>
<blockquote><p><strong>105E24</strong><br />
妊娠中の超音波写真を別に示す．<br />
児頭大横径〈BPD〉の計測断面を示しているのはどれか．<br />
ａ（1）　ｂ（2）　ｃ（3）　ｄ（4）　ｅ（5）</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2930" title="105E24_1" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105E24_1.gif" alt="" width="174" height="134" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2931" title="105E24_2" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105E24_2.gif" alt="" width="174" height="134" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2932" title="105E24_3" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105E24_3.gif" alt="" width="174" height="144" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2933" title="105E24_4" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105E24_4.gif" alt="" width="174" height="144" />　<img class="alignnone size-full wp-image-2934" title="105E24_5" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105E24_5.gif" alt="" width="174" height="144" /></p></blockquote>
<p>ｃとｄが少し紛らわしいですね．<br />
正解は<span style="color: #0000ff;">「ｃ」</span>ですが，<span style="color: #0000ff;">32.0％</span>の人がｄを選びました．</p>
<p>ｃは胎児頭部正中線エコーが見えることがポイントです．<br />
ｄは胃泡が見え，腹部です．</p>
<p>その他の選択肢は，<br />
<strong>ａ 稽留流産<br />
ｂ 妊娠初期の胎児全長（頭殿長を測ります）<br />
ｅ 大腿骨</strong>　です．<br />
前回とあわせて，9問の画像問題を見てきましたが，<br />
いかがだったでしょうか．</p>
<p>このような画像問題が100問以上あるのに加えて，<br />
画像問題にはカウントされていませんが，<br />
問題中にシェーマが入った「図示問題」もいくつか出題されています．</p>
<p>ノートに図を書いてまとめる，または<br />
<span style="color: #0000ff;">『病気がみえる シリーズ』</span>や<span style="color: #0000ff;">『year note ATLAS』</span>を使うなどして<br />
色々な学習内容の，視覚的なイメージをつかめるようにしましょう.</p>
<p>それでは今日は，このへんで．</p>
<p>（編集部S）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://web-informa.com/kokushi/data/20110428/feed/</wfw:commentRss>
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		</item>
		<item>
		<title>［分析］データでみる105回国試（その3）　画像問題編1</title>
		<link>http://web-informa.com/kokushi/data/20110426/</link>
		<comments>http://web-informa.com/kokushi/data/20110426/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 26 Apr 2011 03:00:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://web-informa.com/?p=2960</guid>
		<description><![CDATA[「データでみる国試」3回目からは， いよいよ国試の問題の内容に迫っていきたいと思います． ◆画像問題の数と傾向は？◆ 今回は，受験生の悩みの種，「画像問題」． 長文を頑張って読んでも，画像がわからないと答えが全くわからな [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「データでみる国試」3回目からは，<br />
いよいよ国試の問題の内容に迫っていきたいと思います．</p>
<p><span style="color: #0000ff;">◆画像問題の数と傾向は？◆</span></p>
<p>今回は，受験生の悩みの種，「画像問題」．<br />
長文を頑張って読んでも，画像がわからないと答えが全くわからないし，<br />
数も多いから，悩むとどんどん時間が無くなってしまうんですよね．．．</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2959" title="105data_05" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105data_05.gif" alt="" width="371" height="201" /></p>
<p>105回国試は，画像のある問題が<span style="color: #0000ff;">113問</span>，画像の総数は<span style="color: #0000ff;">186点</span>でした．<br />
（カウントは弊社基準による）<a id="more-2960"></a></p>
<p>グラフを見ると，画像総数はやや減ったものの<br />
問題数は104回と同水準を保っています．<br />
相変わらずボリューム満点です．．．</p>
<p>（ちなみに95～97回の全問題数は試行問題を含めて550問，98～100回は同じく530問だったので，全問題数が500問になった101回以降でガクッと下がったようにみえていますが，全体の問題数に差があることをご了承ください）</p>
<p>画像から診断や治療を選ばせるスタンダードな問題の他，<br />
<span style="color: #0000ff;">心電図の電極の位置</span>や<span style="color: #0000ff;">PEG（胃瘻）造設</span>など，<br />
手技や器具の問題も出ているので，<br />
実習中にできるだけ検査や処置をみておくとよいでしょう．</p>
<p>また，画像上の解剖学的知識を求める問題も目立ちました．</p>
<p>画像問題は見たことがあるかどうかが勝負の分かれ道！<br />
イヤーノートとセットになった<span style="color: #0000ff;">『イヤーノート・アトラス』</span>で<br />
万全の画像対策をしましょう．</p>
<p>さて，ここからは，実際に出た問題を見ていきましょう．<br />
画像問題を，いくつかの代表的な出題パターンにわけてご紹介します．</p>
<p><span style="color: #0000ff;">◆画像問題　診断編◆</span></p>
<p>画像を見て診断をつける問題です．</p>
<p>まずは，“画像→診断”タイプ．画像の読みが全てです．</p>
<blockquote><p><strong>105D7<br />
</strong>乳房超音波写真を別に示す．<br />
最も考えられる疾患はどれか．<br />
ａ　嚢胞　　ｂ　乳癌　　ｃ　脂肪腫<br />
ｄ　線維腺　　ｅ　悪性リンパ腫</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2954" title="105D7" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105D7.gif" alt="" width="200" height="233" /></p></blockquote>
<p>不整形腫瘍で境界不明瞭，微細石灰化，<br />
不均一な腫瘍内部，低～等エコー，などから，<br />
正解は<span style="color: #0000ff;">「ｂ　乳癌」</span>となります．</p>
<p>次は応用タイプで，画像から組織所見を診断，<br />
更にその病態・病歴が問われました．</p>
<blockquote><p><strong>105G24<br />
</strong>腎生検PAM染色標本を別に示す．<br />
患者の病歴として最も合致するのはどれか．<br />
ａ　扁桃炎罹患2週後に乏尿となった男児<br />
ｂ　全身浮腫が数日の経過で出現した20歳台の男性<br />
ｃ　発熱，関節痛，顔面の紅斑および浮腫が出現した20歳台の女性<br />
ｄ　糖尿病腎症の治療中に浮腫が出現し増悪した60歳台の女性<br />
ｅ　浮腫と腎機能低下とが数ヵ月で進行した70歳台の男性</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2955" title="105G24" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105G24.gif" alt="" width="200" height="156" /></p></blockquote>
<p>まず，腎生検PAM染色標本より，組織所見を，<br />
管外増殖性糸球体腎炎（半月体形成性糸球体腎炎）と診断します．</p>
<p>次に，管外増殖性糸球体腎炎は，<br />
臨床的には急速進行性腎炎症候群を呈することが多いことを踏まえて，<br />
各選択肢を検討していきます．</p>
<p><span style="color: #008080;">ａ「溶連菌感染後の急性腎炎症候群」→管内増殖性糸球体腎炎<br />
ｂ「若年者のネフローゼ症候群」→微小変化型or巣状糸球体硬化症<br />
ｃ「ループス腎炎」→半月体形成性腎炎もありうるが，その場合は<br />
　　　　　　　　　　　　他に免疫複合体の内皮下沈着，管内増殖病変を<br />
　　　　　　　　　　　　同時に認めることが多い．<br />
ｄ「糖尿病性腎症によるネフローゼ症候群」→びまん性病変や結節性病変</span></p>
<p>というように，ａ～ｄは違いそうです．<br />
 <br />
そしてｅは・・・まさに急速進行性腎炎症候群の病歴なので，<br />
正解は<span style="color: #0000ff;">「ｄ 浮腫と腎機能低下とが数ヵ月で進行した70歳台の男性」<br />
</span>となります．<br />
他に診断タイプとして多いものに，<br />
『臨床所見と画像を合わせて診断をつける問題』があります．<br />
こちらは問題が大変長いため，今回は割愛しますが，ごく簡単にまとめると，</p>
<blockquote><p><strong>105D25</strong><br />
（閉塞性黄疸，IgG高値，抗核抗体陽性）＋（CTでびまん性膵腫大，ERCPで主膵管狭細像）＝自己免疫性膵炎　</p></blockquote>
<p>というような問題です．<br />
ちなみに自己免疫性膵炎は，104回でも出題されており，<br />
注目されている疾患なので，ついでにチェックしておきましょう．</p>
<p><span style="color: #0000ff;">◆画像問題　治療編◆</span></p>
<p>次は，画像から診断をつけさせ，更に治療法を選択させる問題です．</p>
<p>まずは必修問題から．</p>
<blockquote><p><strong>105H26</strong><br />
32歳の女性．咽頭痛と呼吸困難とを主訴に来院した．昨夜から咽頭痛が出現し．強い嚥下痛のため食事がとれなくなった．今朝から呼吸困難を自覚し，その後，急激に増悪している．体温38.9℃．苦しくて横になれず，吸気時に強い喘鳴がある．喉頭内視鏡写真を別に示す．<br />
まず行うのはどれか．<br />
ａ　仰臥位安静<br />
ｂ　内視鏡的鉗子生検<br />
ｃ　抗ウイルス薬投与<br />
ｄ　輪状甲状軟骨間膜切開<br />
ｅ　経鼻経腸栄養チューブ挿入</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2956" title="105H26" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105H26.gif" alt="" width="200" height="187" /></p></blockquote>
<p>これは国試頻出です！<br />
『急性喉頭蓋炎による呼吸困難⇒すぐに気道確保』なので，<br />
正解は<span style="color: #0000ff;">「ｄ 輪状甲状軟骨間膜切開」</span></p>
<p>生検は禁忌肢になる可能性が高いです．</p>
<p>最後に，少し難しい問題です．</p>
<blockquote><p><strong>105I47<br />
</strong>62歳の女性．貧血を主訴に来院した．高血圧症の治療中，血液検査で貧血を指摘され，消化管の精査のために紹介された．意識は清明．身長168cm，体重57kg．体温36.4℃．脈拍72/分，整．血圧136/86mmHg．甲状腺と頸部リンパ節とを触知しない．心音と呼吸音とに異常を認めない．肝・脾を触知しない．尿所見：蛋白（－），糖（－）．血液所見：赤血球302万，Hb 7.9g/dl，Ht 26％，白血球8,100，血小板15万．血液生化学所見：総蛋白6.6g/dl，アルブミン3.4g/dl，尿素窒素19mg/dl，クレアチニン0.5mg/dl，総ビリルビン1.8mg/dl，AST 26IU/l，ALT 34IU/l，LD 540IU/l（基準176～353），ALP 286IU/l（基準115～359），Na 138mEq/l，K 4.0mEq/l，Cl 102mEq/l．免疫学所見：CRP 0.8mg/dl，CEA 2.8ng/ml（基準5以下），CA19-9 26U/ml（基準37以下）．上部消化管内視鏡検査で胃内に病変を認める．胸腹部CTでは胃の病変以外に異常を認めない．上部消化管内視鏡写真を別に示す．<br />
治療として適切なのはどれか．<br />
ａ　手術<br />
ｂ　動脈塞栓術<br />
ｃ　放射線治療<br />
ｄ　ステント留置<br />
ｅ　抗癌化学療法</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2957" title="105I47" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105I47.gif" alt="" width="200" height="175" /></p></blockquote>
<p>画像より，噴門部の進行胃癌（1型）であり，問題文から，<br />
リンパ節転移・遠隔転移はなく胃に局在する病変だということがわかります．</p>
<p>全身状態や合併症など手術適応外になる条件は記載されていないので，<br />
答えは，進行胃癌の標準治療<span style="color: #0000ff;">「ａ 手術」</span>です．</p>
<p> <br />
今回は実際に105回の問題をいくつかご紹介しましたが，<br />
いかがだったでしょうか．</p>
<p>今日ご紹介した他にも，様々なタイプの問題があるので，<br />
是非早めに『クエスチョン・バンク』で過去問をチェックしてみてくださいね．</p>
<p>それでは今日はこのへんで．</p>
<p>（編集部S）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://web-informa.com/kokushi/data/20110426/feed/</wfw:commentRss>
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		</item>
		<item>
		<title>［分析］データでみる105回国試（その2）　分野編</title>
		<link>http://web-informa.com/kokushi/data/20110411/</link>
		<comments>http://web-informa.com/kokushi/data/20110411/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 11 Apr 2011 04:00:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://web-informa.com/?p=2851</guid>
		<description><![CDATA[「データでみる国試」2回目は，105回国試でどの分野が多く出題されたか， どの分野が難しかったのかを，主に104回と比較してお伝えしていきます． まず分野別の出題数はこちら！ ■104回・105回 分野別出題数 メジャー [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「データでみる国試」2回目は，105回国試でどの分野が多く出題されたか，<br />
どの分野が難しかったのかを，主に104回と比較してお伝えしていきます．</p>
<p>まず分野別の出題数はこちら！</p>
<p><strong>■104回・105回 分野別出題数</strong><br />
<img class="alignnone size-full wp-image-2862" title="105data_02" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105data_02.gif" alt="" width="397" height="423" /><a id="more-2851"></a></p>
<p>メジャー科目は，全体的に出題数が多いですが，<br />
今年は特に<span style="color: #0000ff;">神経</span>，<span style="color: #0000ff;">感染症</span>が増加しました．</p>
<p>感染症では，社会問題となっている<span style="color: #0000ff;">HIV関連</span>の設問が目立ちます．<br />
HIVは今や医師であれば誰でも出会いうる疾患になってきているので，<br />
基本的な疾患知識に加え，合併症や治療法などしっかり勉強してくださいね．</p>
<p>輸入感染症，院内感染，多剤耐性細菌が出題されましたが，<br />
注目度が高まっており，今後狙われてくるポイントだと考えられます．</p>
<p>また，検体保存や迅速検査，ヘルパンギーナのアフタの好発部位といった，<br />
臨床に即した出題も，去年に引き続いてみられました．</p>
<p><span style="color: #0000ff;">小児科・産科</span>は，毎年たくさん出題されていますが，<br />
対策が遅れがちで，範囲も広いので注意が必要です．</p>
<p>マイナー科で押さえておくべきは，一番は<span style="color: #0000ff;">精神科</span>．<br />
範囲もそれほど広くはないので，まずはここをしっかり固めてしまいましょう．</p>
<p>そして，絶対外せないのが，<span style="color: #0000ff;">公衆衛生！！</span><br />
毎年60問程度，全体の12％も出題されています．<br />
どうしても後回しになってしまいますが，公衆衛生をおろそかにするのはキケンです．</p>
<p>ここまでで，だいたい何をたくさん勉強すれば良いか，イメージがわいてきたでしょうか．<br />
特に，苦手な分野が出題数が多い(&gt;_&lt;)，という方は，早めに一度<br />
『クエスチョン・バンク』の1周目問題を解いて全体像を掴み，攻略計画を立ててくださいね！</p>
<p>さて，次は分野ごとの出題数の増減と平均正答率を見ていきましょう．</p>
<p><strong>■分野別問題数の増減</strong><br />
<img class="alignnone size-full wp-image-2857" title="105data_03" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105data_03.gif" alt="" width="410" height="182" /></p>
<p><span style="color: #0000ff;">★問題数＋5問以上　神経（QBのJ章），感染症（H章），医学総論（必修）</span></p>
<p>出題数は，出題順位が大逆転，というほどではありませんが，<br />
年によってこれだけ変動があるということがわかります．</p>
<p>苦手科目が今年少なかったからといって，油断しすぎないようにしてくださいね！！</p>
<p>前述の感染症は，2年連続の増加です．</p>
<p><strong>■分野別平均正答率</strong><br />
<img class="alignnone size-full wp-image-2859" title="105data_04" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105data_04.gif" alt="" width="424" height="440" /></p>
<p><span style="color: #0000ff;">★正答率―5%以上　消化管（A章），神経（J章），小児（O章），精神（U章）</span></p>
<p>問題数が増加した神経は，難易度も上がっています．<br />
メジャーな疾患の，検査や治療のより深い知識を求める問題が多かったように思います．</p>
<p>104回で10問増加，難化した消化管は，<br />
105回では問題数は戻りましたが難易度は更に上がったようです．<br />
かなり専門的な問題も何問か出題されました．</p>
<p>小児科は，「空気嚥下症」や「揺さぶられっこ症候群」といった馴染みのない<br />
疾患が出題された他，「横隔膜ヘルニア」など受験生が勉強していた疾患でも，<br />
画像が今までと違う撮影法であったりと，受験生を悩ませました．</p>
<p>既出の疾患のより深い学習に加え，<br />
児童虐待等，最近のトピックスにも気をつけることが必要です．</p>
<p>マイナー科では，去年に引き続き，かなり臨床に即した問題が多い印象を受けました．<br />
どの分野でもやはり実習が重要視されているようです．</p>
<p>次回からは，実際の問題をみながら，より深く国試に迫っていきたいと思います．</p>
<p>それでは今日は，このへんで！</p>
<p>（編集部S）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://web-informa.com/kokushi/data/20110411/feed/</wfw:commentRss>
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		</item>
		<item>
		<title>［分析］データでみる105回国試（その1）　基本情報編</title>
		<link>http://web-informa.com/kokushi/data/20110406-3/</link>
		<comments>http://web-informa.com/kokushi/data/20110406-3/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 06 Apr 2011 03:51:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>

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		<description><![CDATA[初めまして，編集部のSと申します． 医学部からメディックメディアに入社，国試受験経験者としての目線も活かしながら，皆さんのお役に立てる情報を発信していけるように日々勉強中です． どうぞよろしくお願い致します♪ いよいよ新 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>初めまして，編集部のSと申します．<br />
医学部からメディックメディアに入社，国試受験経験者としての目線も活かしながら，皆さんのお役に立てる情報を発信していけるように日々勉強中です．<br />
どうぞよろしくお願い致します♪</p>
<p>いよいよ新年度が始まりましたね．<br />
105回受験生のみなさんは，学生生活最後の長期休暇，満喫できたでしょうか．</p>
<p>これから多忙な日々が始まりますが，難関国家試験を乗り越えた自信を胸に，挫けずに頑張ってくださいね！！</p>
<p>さて新6年生のみなさんは，すでに多くの方が本格的に受験勉強を始めていると思います．<br />
105回はどうだったのか，いろんな噂が飛び交っていますが，このメルマガでは，「データでみる国試」と題して，105回国試を多角度から分析，少しずつ紹介していきますね．<br />
今日は基本情報編です．<a id="more-2825"></a></p>
<p><span style="color: #0000ff;">◆合格率・合格基準は？◆</span></p>
<table border="1" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr>
<td colspan="2" width="123" valign="top"> </td>
<td width="57" valign="top"><strong>101</strong><strong>回</strong></td>
<td width="57" valign="top"><strong>102</strong><strong>回</strong></td>
<td width="57" valign="top"><strong>103</strong><strong>回</strong></td>
<td width="57" valign="top"><strong>104</strong><strong>回</strong></td>
<td width="57" valign="top"><strong>105</strong><strong>回</strong></td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2" width="123" valign="top"><strong>合格率</strong></td>
<td width="57" valign="top">87.9％</td>
<td width="57" valign="top">90.6％</td>
<td width="57" valign="top">91.0％</td>
<td width="57" valign="top">89.2％</td>
<td width="57" valign="top">89.3％</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="3" width="47"><strong>合格<br />
</strong><strong>基準</strong></td>
<td width="76" valign="top"><strong>必修問題</strong></td>
<td width="57" valign="top">80％</td>
<td width="57" valign="top">80％</td>
<td width="57" valign="top">80％</td>
<td width="57" valign="top">80％</td>
<td width="57" valign="top">80％</td>
</tr>
<tr>
<td width="76" valign="top"><strong>一般問題</strong></td>
<td width="57" valign="top">68.5％</td>
<td width="57" valign="top">65.0％</td>
<td width="57" valign="top">63.1％</td>
<td width="57" valign="top">62.8％</td>
<td width="57" valign="top">64.5％</td>
</tr>
<tr>
<td width="76" valign="top"><strong>臨床問題</strong></td>
<td width="57" valign="top">64.8％</td>
<td width="57" valign="top">66.5％</td>
<td width="57" valign="top">64.3％</td>
<td width="57" valign="top">64.6％</td>
<td width="57" valign="top">62.6％</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p> <br />
合格率が低く，問題も難しかった101回より後の各回と比較して，合格率・合格基準に大きな変化はなかったようです．</p>
<p>105回受験生からは，難しい問題と，サービス問題といえるような簡単な問題とが二極化しているとの声が多く聞かれました．<br />
つまり，みんなが解ける問題を解ければ大丈夫！ということですね．</p>
<p>ということで，受験生の90％以上が使っている（私も使いました），『クエスチョン・バンク』を解けるようになれば，安心して国試に臨めること間違いなし☆ですよ！</p>
<p> <br />
<span style="color: #0000ff;">◆選択肢の形式は？◆</span></p>
<p>CBTに，単純5肢選択と連問があったように，国試の出題形式にも色々あります．<br />
出題形式ごとの問題数が毎年変わったり，新しい形式の問題が出されたりするので，受験生の皆さんはこちらも要チェックです．</p>
<p>国試で最も多いのは，Aタイプと呼ばれる五肢択一ですが，101回からは，X2タイプと呼ばれる“2つ選べ”問題，103回からはX3タイプと呼ばれる“3つ選べ”問題が出題されています．</p>
<p>実際に問題を見てみましょう.</p>
<p><strong>●まずは普通のAタイプ</strong></p>
<blockquote><p>105A3<br />
過敏性腸症候群の症状はどれか．<br />
ａ　発熱<br />
ｂ　浮腫<br />
ｃ　血便<br />
ｄ　食後腹痛<br />
ｅ　体重減少　　　答．ｄ</p></blockquote>
<p><strong>●迷いが生まれるX2タイプ</strong></p>
<blockquote><p>105A14<br />
多発性内分泌腫瘍〈MEN〉1型にみられるのはどれか．2つ選べ．<br />
ａ　先端巨大症<br />
ｂ　褐色細胞腫<br />
ｃ　甲状腺髄様癌<br />
ｄ　副甲状腺機能低下症<br />
ｅ　Zollinger-Ellison症候群　　　答．ａ，ｅ</p></blockquote>
<p><strong>●最難関X3タイプ</strong></p>
<blockquote><p>105A19<br />
特発性肺線維症〈IPF〉でみられるのはどれか．3つ選べ．<br />
ａ　残気量増加<br />
ｂ　拡散能上昇<br />
ｃ　A-aDO<sub>2</sub>開大<br />
ｄ　血清KL-6上昇<br />
ｅ　fine crackles聴取　　　答．c，d，e</p></blockquote>
<p>それぞれ何問ずつ出題されているか，グラフを見てみましょう．<br />
（6肢以上の選択肢から選ぶ問題，計算問題は，便宜上Aタイプに含めています）</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2828" title="105data_01" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/105data_01.gif" alt="" width="323" height="148" /></p>
<p>105回は，104回と比較して，X2タイプ問題は92→74問（－18問），X3タイプ問題は29→25問（－4問）でした．</p>
<p>まだまだ侮れない問題数ではありますが，受験生はほっと一息だったでしょうか．<br />
また，マークミス防止の配慮と思われますが，前回まではX2・X3ともにランダムに出題されていたのが，まとまって出題されるようになりました．</p>
<p>また，103回からは“6肢以上の選択肢から選ぶ問題”（以降“多肢選択”），“計算問題”も出題されています．</p>
<p>こちらも実際に問題を見てみましょう．</p>
<p><strong>●6肢以上の選択肢から選ぶ問題</strong></p>
<blockquote><p>105D58　<br />
67歳の男性．進行喉頭癌と診断され，昨日，甲状腺全摘を含む拡大手術を受けた．今朝から両手のしびれ感を訴えている．手指の有痛性筋攣縮を認める．<br />
輸液に加えるのはどれか．<br />
ａ　Na<br />
ｂ　K<br />
ｃ　Cl<br />
ｄ　Ca<br />
ｅ　P<br />
ｆ　Mg<br />
ｇ　Cu<br />
ｈ　Fe<br />
ｉ　Zn　　　　　　　　　　答．ｄ</p></blockquote>
<p><strong>●計算問題</strong></p>
<blockquote><p>105I80　<br />
慢性呼吸不全患者の動脈血ガス分析（自発呼吸，room air）の結果を示す．<br />
pH 7.41，PaCO<sub>2</sub> 44Torr，PaO<sub>2</sub> 57Torr，HCO<sub>3</sub><sup>－</sup> 27mEq/l<br />
F<sub>I</sub>O<sub>2</sub> 21％，大気圧761Torr，飽和水蒸気圧47Torr，呼吸商（ガス交換率）が0.8であるとき，A-aDO<sub>2</sub>を求めよ．<br />
ただし，小数点以下第1位を四捨五入すること．</p>
<p>答．38Ttorr</p></blockquote>
<p>それぞれの出題数は・・・</p>
<table border="1" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr>
<td width="64" valign="top"> </td>
<td width="76" valign="top">多肢選択</td>
<td width="76" valign="top">計算</td>
</tr>
<tr>
<td width="64" valign="top">103回</td>
<td width="76" valign="top">10問</td>
<td width="76" valign="top">2問</td>
</tr>
<tr>
<td width="64" valign="top">104回</td>
<td width="76" valign="top">7問</td>
<td width="76" valign="top">1問</td>
</tr>
<tr>
<td width="64" valign="top">105回</td>
<td width="76" valign="top">11問</td>
<td width="76" valign="top">1問</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p> <br />
同じく新形式として出題が恐れられていた“すべて選べ”問題は今回も出ませんでした．<br />
しかし油断はできません．<br />
『データ・マニュアル』などで一つ一つの選択肢に○☓をつけられる力をつけましょう．</p>
<p>それでは今日はこのへんで，続きをお楽しみに☆</p>
<p> <br />
（編集部S）</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>［6年生向け］104回国試　不合格原因大分析！ その4</title>
		<link>http://web-informa.com/benkyo/20101008/</link>
		<comments>http://web-informa.com/benkyo/20101008/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 08 Oct 2010 03:00:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>
		<category><![CDATA[国試の勉強法]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://web-informa.com/?p=2240</guid>
		<description><![CDATA[◆自分の苦手分野をなくせ！！！ 国試対策の基本，それは「みんながやってる勉強法をする」でした． 10人中9人が間違える問題を解けるようになっても仕方がない． 「自分だけできない問題」をなくすことが重要． だから問題集も参 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆自分の苦手分野をなくせ！！！</strong></p>
<p>国試対策の基本，それは「みんながやってる勉強法をする」でした．<br />
10人中9人が間違える問題を解けるようになっても仕方がない．<br />
「自分だけできない問題」をなくすことが重要．</p>
<p>だから<span style="color: #0000ff;">問題集も参考書も模試もトップシェアのものをやることが一番効率的</span>です．<br />
そして<span style="color: #0000ff;">「必修と公衆衛生は絶対手を抜かない」</span>．<br />
これが落ちないための最大のポイントです．</p>
<p>その上で，あと3つポイントをお伝えします．<br />
1つは<span style="color: #0000ff;">「弱点をなくす」</span>こと．</p>
<p>前回の<span style="color: #0000ff;">「分野別の平均得点数の表」</span>をもう一回みて下さい．<a id="more-2240"></a></p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2222" title="104an_4" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/104an_4.gif" alt="" width="336" height="453" /></p>
<p>消化器，循環器，呼吸器，神経，産科，小児科など，<br />
大量出題分野が合否を分けていますね．<br />
これらが苦手なら，徹底的に『クエスチョン・バンク』を復習すべきです．<br />
「まずは己を知り，己の弱点をつぶす」これが王道です．</p>
<p>既に『クエスチョン・バンク』（『QB』）を復習している人は，<br />
最後の弱点チェックに『データマニュアル』の苦手分野のみをやるのも手です．</p>
<p>問題の形式からも考えてみましょう．例えば一般問題．<br />
解剖・生理や，「腹痛を来さないのはどれか」というようなヨコ切りが多いため，<br />
疾患各論の知識で解けることが多い臨床問題に比べ，<br />
対策しにくいと感じる受験生が多いですね．</p>
<p>模試などで一般問題が明らかに苦手であれば，<br />
一般問題という<span style="color: #0000ff;">弱点をつぶす勉強が，落ちないために必要になります．</span><br />
『QB』を復習するのが有効なのはもちろんですが，<br />
『データマニュアル』の「総論」は自分の弱点をあばくのに有用です．</p>
<p> <br />
<strong>◆回数別とマイナー対策は肝</strong></p>
<p>弱点をつぶしたら，最後に，残り2つのポイント，<br />
<span style="color: #0000ff;">「本番慣れ」</span>と<span style="color: #0000ff;">「得点力アップ」</span>を目指しましょう．</p>
<p>まず，<span style="color: #0000ff;">「本番慣れ」</span>といえば，<span style="color: #0000ff;">『回数別』シリーズ</span>．<br />
消化器，循環器といった系統別で過去問を解くのではなく，<br />
実際の国試本番の出題形式で500問を解くということ．<br />
<span style="color: #0000ff;">時間配分感覚を磨いて本番に強くなるためです．<br />
</span>大学受験と同じですね．これは分かりやすいと思います．</p>
<p>重要なのはそれだけじゃない．<br />
国試では各疾患は系統別に固まって出題されず<span style="color: #0000ff;">ランダムに出題される</span>のです．<br />
一方，『QB』は系統別になっているので，問題の答えが予想しやすい．<br />
婦人科の『QB』をやっていたら，<br />
「腹痛」で来院したときに消化器疾患をはじめから除外して<br />
「子宮外妊娠」かなって思っちゃうじゃないですか．</p>
<p>国試は様々な系統の疾患を想起してしまうこともあるんですね．<br />
それでもちゃんと正解できるようにしたい．<br />
これも「本番慣れ」のために必要な対策です．</p>
<p>ところで国試は2月，『QB』の発行は3月であるため，<br />
『QB』には発行年の最新国試は掲載されていません．</p>
<p>つまり105回国試対策においては，<br />
6年生で『QB』を買った人は最新の104回を，<br />
5年生で『QB』を買った人は104回と103回の2年分をやることがマストになります．<br />
これは本番慣れというレベルではなく，ゼッタイです．<br />
最新の過去問演習が後述するように非常に重要だからです．</p>
<p>結論から言えば，回数別シリーズは，<br />
最低でも『QB』に掲載されていない回数を対策する必要がありますが，<br />
<span style="color: #0000ff;">できれば直前に3年分はやってほしいです．</span><br />
なぜかというと，<br />
先に書いたランダム出題でも回答できるアタマになるためという目的の他に，<br />
<span style="color: #0000ff;">「得点力アップ」</span>という目的もあるからなのです．</p>
<p>国試はプール問題といって，過去の問題が再び出題されることがあるのですが，<br />
<span style="color: #0000ff;">104回で出題されたプール問題14題のうち，<br />
8問は過去3回以内から出題されているのです．<br />
</span>これらのプール問題の平均正答率は94％．周りの人は確実に正解しています．</p>
<p>難問は解けなくてもいいですが，合格率が89.2％という国試において，<br />
これらの出題を落とすわけにはいきません．<br />
忘れないように，直前期の対策が有効なのです．</p>
<p>また出題委員の先生が前回，前々回の国試と同一であることが多いためか，<br />
国試は近年で問いた問題の類似問題を出題するという傾向があり，<br />
<span style="color: #0000ff;">近年の国試演習がそのまま次の国試の「得点力アップ」につながるケースが多いのです．</span></p>
<p>ですから，回数別を解きながら，<br />
<span style="color: #0000ff;">出た疾患の周辺知識を『イヤーノート』で確認しておくと</span><br />
本番でニヤリとすることがよくあると言われています．</p>
<p>得点アップのためには<span style="color: #0000ff;">マイナー対策</span>も超重要です．<br />
メジャーに比べ疾患数が少ない割に，けっこう出題されるため，<br />
やったらその分得点になる，つまり<span style="color: #0000ff;">コストパフォーマンスがとても良いんです．</span></p>
<p>特に<span style="color: #0000ff;">精神科</span>は出題数も多く公衆衛生に匹敵する得点源となります．<br />
マイナー対策がまだ十分でない方は，<br />
出題数が比較的多い，精神科・眼科・耳鼻科・泌尿器科などは<br />
『レビューブック・マイナー』のメシュランの<span style="color: #0000ff;">★</span>がついている疾患だけでも，<br />
1回は復習しておいておくとよいですね．</p>
<p>他にも得点力アップのためには，<br />
臨床問題で勝負の決め手となる<span style="color: #0000ff;">画像対策</span>，<br />
記憶を確実にするための手段として<span style="color: #0000ff;">ゴロ</span>などがありますが，<br />
今回は具体的な手段は簡単に列挙するにとどめて，連載を終えることにします．</p>
<p>これらについては，<br />
11月に無料配布される情報誌『INFORMA』に詳しく掲載されるので，<br />
興味のある方はみてくださいね！（WEBでも公開されます）</p>
<blockquote><p><span style="color: #0000ff;">◆！対策！◆<br />
弱点克服と得点力アップの極意　己を知り優先度を見極めよう！<br />
　その一　回数別は最低2回，できれば3回演習して，時間感覚を磨け！<br />
　その二　マイナーは得点効率がいい！『レビューブック・マイナー』で総復習<br />
　その三　一般が苦手なら，『データマニュアル』の苦手分野だけでもやる！<br />
　その四　臨床は画像問題が多い．『イヤーノートATLAS』を総チェック！<br />
　その五　記憶の強化にゴロは有用．選択肢で悩まないために『Dr.K』！　</span></p></blockquote>
<p>最後に…．直前対策は限られた時間をいかに効果的に使うかが重要です．<br />
上記に挙げた対策を全部やるということではありません．</p>
<p>やみくもに手をつけるのではなく，<br />
<span style="color: #0000ff;">優先順位を決め，スケジュールを組み立ててやっていきましょう．<br />
</span>必修と公衆衛生，『QB』に掲載されていない回数別は，<br />
受験生全員ゼッタイ手を抜かずやってほしい．</p>
<p>残りは，自分の『QB』の進行状況<br />
（直前対策以前に『QB』を1周目問題だけでも終えることが重要です）<br />
や弱点，残りの時間を考えて自分にあったものを選びましょう．</p>
<p>さて，これでおしまいです．<br />
国試対策だけでなく，卒試勉強，大学によっては実習が残っていたりするなか，<br />
長い連載を読んでくださった方，本当にありがとうございました．m(_ _)m<br />
皆様のご健闘をお祈りいたします．</p>
<p> <br />
（編集部 M）</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>［6年生向け］104回国試　不合格原因大分析！ その3</title>
		<link>http://web-informa.com/benkyo/20101007-2/</link>
		<comments>http://web-informa.com/benkyo/20101007-2/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 07 Oct 2010 03:00:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>
		<category><![CDATA[国試の勉強法]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://web-informa.com/?p=2236</guid>
		<description><![CDATA[◆公衆衛生をなめたら落ちる！ 編集Mです． 前回は，直前対策最重要ポイントである必修対策について書きました． では必修の次に重要なのは？ ズバリ，公衆衛生対策です． 前回が長く難しい話だったので，今回は簡単にまとめますね [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆公衆衛生をなめたら落ちる！</strong></p>
<p>編集Mです．<br />
前回は，直前対策最重要ポイントである必修対策について書きました．<br />
では必修の次に重要なのは？<br />
ズバリ，<span style="color: #0000ff;">公衆衛生対策</span>です．</p>
<p>前回が長く難しい話だったので，今回は簡単にまとめますね．</p>
<p>一般と臨床が別々に採点される医師国試において，<br />
一般問題1点，臨床問題3点という配点は，必修問題以外では意味をなしません．<br />
臨床や必修が例え満点でも，一般の基準を超えられなければ不合格なんです．</p>
<p>そしてこの一般問題のなかで<span style="color: #0000ff;">圧倒的な出題割合を誇る</span>ものは何か？<br />
それが公衆衛生なのです．</p>
<p>ここで104回の「TAKE OFF」データを分析してみましょう．<br />
次に示すのは，合格者と不合格者の各分野における得点の比較です．<a id="more-2236"></a></p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2222" title="104an_4" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/104an_4.gif" alt="" width="336" height="453" /></p>
<p>公衆衛生の出題がダントツに多いのが分かります．<br />
そして出題数の多さもあってか，<br />
<span style="color: #0000ff;">合格者と不合格者の差が圧倒的に大きいのは公衆衛生なんです！</span></p>
<p>公衆衛生はみんなやる気が起きない科目…<br />
でも，<span style="color: #0000ff;">実は勉強すればマイナーと並んで非常に得点効率が高い科目</span>なんです．<br />
出題数が多いだけでなく計算問題など定番問題が多いため，やった分，点になる．</p>
<p>ただし，『クエスチョン・バンク公衆衛生』が発売になるのは10月下旬と遅いのです．<br />
これは夏に出る最新の「国民衛生の動向」を反映して問題を改編しているためです．<br />
（だから『クエスチョン・バンク公衆衛生』は発行以来20数年の間，ダントツの人気を誇ってるんですよ）</p>
<p>また，公衆衛生に多く出題される数字や法律は忘れやすい．<br />
<span style="color: #0000ff;">短期記憶勝負</span>なんです．<br />
だからこそ，公衆衛生は国試対策後半戦からしか対策できず，<br />
本番まで短期記憶を保持するために<span style="color: #0000ff;">直前での対策が最も有効</span>となるなのです．</p>
<p>これを怠ると…，やはり国試は落ちやすくなるんですね．</p>
<p>公衆衛生対策の実践編についても，別の担当者が記事を準備していますので，<br />
ここではポイントを列挙するにとどめますね．</p>
<blockquote><p><span style="color: #0000ff;">◆！対策！◆<br />
公衆衛生対策の極意　公衆衛生は短期記憶勝負　直前に必ず見直せ！<br />
その一　『QB公衆衛生』はマスト．最低2周して間違いはゼロに！<br />
その二　『サブノート』で差がつく！『QB』併用し，マーカー引いてチェック<br />
その三　『サブノート』の付録を徹底活用せよ！</span></p></blockquote>
<p>さて次回で最後です．<br />
残りのポイント3つをさらっと解説して終わる予定ですので，どうぞよろしくお願いいたします．</p>
<p> <br />
（編集部 M）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://web-informa.com/benkyo/20101007-2/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>［6年生向け］104回国試　不合格原因大分析！ その2</title>
		<link>http://web-informa.com/benkyo/20101006-2/</link>
		<comments>http://web-informa.com/benkyo/20101006-2/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 06 Oct 2010 03:30:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>
		<category><![CDATA[国試の勉強法]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://web-informa.com/?p=2231</guid>
		<description><![CDATA[◆不合格者の60％は必修で落ちている！ そのうち65％は必修だけが原因で落ちている！ 前回は，医師国試の直前対策には5つのポイントがあるというお話をしました． http://web-informa.com/benkyo/ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆不合格者の60％は必修で落ちている！<br />
そのうち65％は必修だけが原因で落ちている！</strong></p>
<p>前回は，医師国試の直前対策には5つのポイントがあるというお話をしました．<br />
<a href="http://web-informa.com/benkyo/20101005/">http://web-informa.com/benkyo/20101005/</a><br />
今回は，その中の最重要課題，必修問題編です！</p>
<p>まず，メディックメディアが予備校MECと提携して行っている<span style="color: #0000ff;">国試採点サービス</span>，<br />
通称<span style="color: #0000ff;">「TAKE OFF」</span>の104回データをみてみることにします．<br />
（ちなみに正答率業界No.1ですよ！）</p>
<p>104回は，<span style="color: #0000ff;">全受験者8,447人中4,616人が登録</span>，<br />
このうち合格者は4,382人，不合格者は234人でした．</p>
<p>データ分析と受験生の声を徹底重視するメディックメディア．<br />
私たちは，当然この不合格者234人の<span style="color: #0000ff;">落ちた原因を分析</span>しました．<br />
禁忌肢選択数は禁忌肢として採点された問題が発表されないため，<br />
分析したのは必修，一般，臨床の3基準です．<br />
　<br />
さて，この3基準のうち，<br />
どの基準が一番受験生にとって厳しかったのでしょう…．</p>
<p>104回国試の不合格原因の分布をベン図に示すとこうなります．どん！<a id="more-2231"></a></p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2223" title="104an_v" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/104an_v.gif" alt="" width="167" height="262" /></p>
<p><span style="color: #0000ff;">必修が80％未満で不合格となった人が一番多いですね．</span><br />
もう少しよく見てみましょう．<br />
「必修のみで不合格」の人数に注目してください．85人．<br />
　<br />
つまり，<span style="color: #0000ff;">必修が80％未満だった人（必修で落ちた人の総計）のうち，<br />
約6割（56.4％）は，</span>一般・臨床は合格レベルに達していて，<br />
<span style="color: #0000ff;">必修だけがクリアできなかったために不合格</span>となっているんです．</p>
<p>つまり，<span style="color: #0000ff;">医師国試において最大の不合格原因は，必修．</span></p>
<p>ということは，<br />
<span style="color: #0000ff;">「落ちない」ようにするには，必修対策がこそが最も重要！</span><br />
ということになりますよね．</p>
<p> <br />
<strong>◆必修は「ギリギリで合格」「あと一歩で不合格」が多い！</strong></p>
<p>ところで，国試受験者の平均レベルってどのくらいでしょう？</p>
<p>大まかな目安でいえば，一般と臨床は得点率が75％前後くらいです．<br />
104回でいえばボーダーラインよりも13～14％分高い得点率になります．</p>
<p>これに比べて必修は<span style="color: #0000ff;">平均得点率は86％</span>．<br />
合格ラインより6％分高いだけなのです．</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2220" title="104an_2" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/104an_2.gif" alt="" width="330" height="114" /></p>
<p>細かくなりすぎるので，ここでは詳しく紹介しませんが，<br />
得点率分布を示すグラフでも，必修は，一般や臨床に比べ，<br />
合格基準より少し高い位置に多くの受験生が分布しているのが分かります．</p>
<p>必修問題は，必修一般が1問1点（50問），<br />
必修臨床が1問3点（50問）で計算され，<br />
その合計200点満点での80％突破が絶対基準となりますが，</p>
<p><span style="color: #0000ff;">あと1問間違えたら不合格というようなスレスレで合格した人，<br />
逆にあと1問分取れなかったばかりに不合格となった人が，<br />
一般や臨床に比べてとても多かったわけです！</span></p>
<p> <br />
<strong>◆救済策がなければ膨大な人数が必修で落ちていた！</strong></p>
<p>まず，下の表のうち，<span style="color: #0000ff;">最終結果である「必修救済後」</span>（右側）をみてください．　<br />
（救済前，救済後って，ちょっとわかりにくいですが，あとで解説しますのでまずは進んでください）<br />
これは前のベン図の内容を示します．</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2221" title="104an_3" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/104an_3.gif" alt="" width="397" height="252" /></p>
<p>では，左側の<span style="color: #0000ff;">「必修救済前」</span>は何を示すのか？<br />
それを説明する前にまず，「必修除外」を説明しましょう．<br />
じつはこれがなければ大変なことになっていたんです！！<br />
（必修救済も必修除外も，私たちメディックメディアが勝手に付けた呼び方です）</p>
<p>「必修除外」とは，<br />
<span style="color: #0000ff;">「問題としては適切であるが，必修問題としては妥当でないため，正解した学生は採点するが，不正解だった学生については採点対象から除外する」</span><br />
という厚生労働省の特殊な対応を指します．</p>
<p>実は104回では，<br />
「必修除外」となった問題が6問（必修一般4問，必修臨床2問），<br />
<span style="color: #0000ff;">計10点分</span>もありました．</p>
<p>例えばこの「必修除外」扱いになった問題を全問正解していた人は，<br />
200点満点で80％を超えたかどうかが判定されますが，<br />
「必修除外」となった問題のうち，必修一般1問（1点），必修臨床2問（6点），<br />
合計7点分が不正解だった人の場合，<br />
200点満点ではなく<span style="color: #0000ff;">193点満点で80％基準を超えるかどうか</span>を<br />
判定されるということになったのです．</p>
<p>よって，この対応によって，<br />
本来必修で不合格となるはずだった人（「不合格レベル」の人）のなかから，<br />
<span style="color: #0000ff;">一定数の受験生が救済されることになったのです！</span><br />
これが「必修救済」です．</p>
<p>ここで，先ほどの表の左側にある<span style="color: #0000ff;">「必修救済前」</span>をみてみましょう．</p>
<p>採点サービスに登録した学生の方々のうち，<br />
<span style="color: #0000ff;">必修救済前に</span>「不合格レベル」だった人数は，478人．<br />
このうち必修80％未満だった人（必修で「不合格レベル」になった人）は<br />
412人にものぼります．</p>
<p>つまり，「必修80％未満」が「不合格レベル」に占める割合は，<br />
この段階ではなんと<span style="color: #0000ff;">86.2％</span>にも上るのです．</p>
<p>さらにこの中で「必修<span style="color: #0000ff;">だけ</span>で落ちた人」は329人でした．<br />
これは必修80％未満の人のなかの，<br />
さらに<span style="color: #0000ff;">80％</span>は必修だけがダメで「不合格レベル」になっていた，<br />
俗にいう「必修落ち」であったということを示します．</p>
<p>一般や臨床で不合格となった方を合わせた合計でみても，<br />
必修だけが「不合格レベル」だった方は68.8％を占めています．<br />
つまり，必修救済がなければ，<br />
<span style="color: #0000ff;">必修だけが基準を超えられなかった人が「不合格レベル」全体の約70％を占めていた</span>んです．</p>
<p>では<span style="color: #0000ff;">必修救済が行われた後</span>，どのようにかわったのでしょう．<br />
必修だけで落ちた人」は329人から85人にまで低下しました．<br />
つまり「必修だけで落ちるはずだった人」のうち，244人，<br />
<span style="color: #0000ff;">75％もの方が救済された</span>ことになります．</p>
<p>このため，478人いた「不合格レベル」の人は，<br />
この244人が復活したために，234人になりました．<br />
これが「採点サービス」に登録された方のなかで，実際に不合格になった人数です．</p>
<p>必修救済によって，必修が80％未満だった人の総計<br />
（必修だけでなく一般や臨床も基準を下回った人を含む）は<br />
412人から132人にまで低下しました．<br />
よって「必修で不合格」が不合格に占める割合は86.2％から56.4％にまで低下しました．</p>
<p>救済された方，ほんとによかったですね！<br />
でも逆にいうと，<span style="color: #0000ff;">もし「必修救済」という後付けの救済策が取られなかったら，<br />
必修のみで不合格になった人の数は約4倍になっていたということでもあるのです．</span><br />
これって怖くないですか？</p>
<p>104回国試は，自己採点（救済前）では「不合格レベル」となり，<br />
諦めかけていて，不安な1カ月を過ごしていたのだけれど，<br />
救済によってギリギリでセーフで合格になった受験生が<br />
とても多かったというわけですね．</p>
<p>これ自体は，救済された学生にとっては良いことです．<br />
でも，重要なのは<br />
<span style="color: #0000ff;">自分が間違えた問題が「必修除外」になるとは限らない</span>ということなんです．<br />
厚生労働省は，合格率がちょうどよいパーセンテージになるように，<br />
除外する問題を選んでいるのです．</p>
<p>実際，私たちは，<br />
自分たちからみれば悪問で必修除外になってもいような問題でも，<br />
必修除外にならなかったということを何回も経験しています．</p>
<p>今後別の担当者が書きますが，必修問題は対策しにくい．<br />
<span style="color: #0000ff;">模試が良くても本番は点が取れないことなどザラです．<br />
</span>たまたま知らないことが出題されれば，誰しも間違えてしまうこともある．</p>
<p>実際，浪人になってメディックメディアのアルバイトに応募される方に<br />
話を聞かせてもらていると，<br />
「模試では必修の成績は悪くなく，まさか必修で落ちるなんて思わなかった」<br />
という方が毎年何人もいらっしゃるんです．</p>
<p>それだけでなく，必修問題は，先に解説したように<br />
<span style="color: #0000ff;">合格者と不合格者の差が少ないために1～2問の正解数で合否が分かれたり，<br />
「必修除外」のように厚労省のさじ加減で大きく合否が変わってしまう．<br />
つまり必修問題は，受験生にとって，とても不安定な要素を含んだ課題なのです．</span></p>
<p>だからこそ「落ちないため」には，模試の成績に関係なく，<br />
<span style="color: #0000ff;">「受験生全員，必修対策は徹底し，1点でも多く点を取っておく」</span><br />
これが正解なんだと思います．</p>
<p>できれば，調子が悪くても，知らない「常識」が問われても，<br />
必修除外という不確定要素が加わっても，<br />
<span style="color: #0000ff;">それに左右されずに合格レベルを確保できる</span>，そういう状態にしておきたい．<br />
目標は<span style="color: #0000ff;">「必修は最低でも90％確保」</span>．</p>
<p>「必修だけで不合格」が不合格原因の中で最も多い以上，<br />
これを目指して勉強すれば，<br />
不合格となる確率をかなり下げることができるのではないでしょうか．</p>
<p>必修対策は，臨床実習を含む普段からの勉強が一番重要ですが，<br />
それでも『クエスチョン・バンク必修問題』が発売されるのが秋口なため（もう発売されてますよ！），やはり本格化するのは秋以降になります．<br />
過去のアンケートをみても，多くの受験生は必修対策を行うのは冬．<br />
ここからが必修シーズンなわけです．</p>
<p>じゃあ，実践編，すなわち具体的な必修対策の方法は何か？<br />
ここでは，必修対策の重要性を説明するのに，ウェイトを置いたので，<br />
実践編は下記に簡単に紹介するにとどめます．</p>
<p>ポイントは，<br />
後半戦から直前までに<span style="color: #0000ff;">『QB必修』</span>で過去問と予想問題を一気に解いて<br />
「必修脳」ともいうべき，必修問題を解くときのセンスを磨くこと．<br />
そして，11月2日に発行される最終兵器，<br />
<span style="color: #0000ff;">『レビューブック必修・禁忌』</span>で必修と禁忌肢対策を万全にしておくことです．<br />
詳細は別の担当者が記事を書きますのでお楽しみにしておいてください．</p>
<blockquote><p><span style="color: #0000ff;">◆必修対策の極意　受験生全員，万全の大勢で挑め！<br />
その一　『QB必修』3冊の過去問＋予想問題で「必修脳」をつくれ！<br />
その二　新刊『レビューブック必修・禁忌』ヘビーローテートで全分野を叩きこめ！<br />
その三　1問でも多く演習したい！模試の問題も総復習せよ！</span></p></blockquote>
<p>では，次回は公衆衛生対策について触れますね．<br />
長い文章を最後まで読んでくださってありがとうございました．</p>
<p> <br />
（編集部 M）</p>
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		<title>［6年生向け］104回国試　不合格原因大分析！ その1</title>
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		<pubDate>Tue, 05 Oct 2010 02:15:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>mm</dc:creator>
				<category><![CDATA[● データでみる国試]]></category>
		<category><![CDATA[国試の勉強法]]></category>

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		<description><![CDATA[◆国試対策後半戦～直前の対策，5つのポイント 編集部Mです．国試本番まであと4カ月半くらいですね． みなさんいかがお過ごしですか？ 僕はしばらくメルマガ原稿を書くのをさぼってしまっており， なにか書かねばとは思っていたの [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆国試対策後半戦～直前の対策，5つのポイント</strong></p>
<p>編集部Mです．国試本番まであと4カ月半くらいですね．<br />
みなさんいかがお過ごしですか？</p>
<p>僕はしばらくメルマガ原稿を書くのをさぼってしまっており，<br />
なにか書かねばとは思っていたのですが…，<br />
先日，ふと，昨年の採点サービスのデータから，<br />
<span style="color: #0000ff;">受験生の不合格原因</span>となった要素を詳しくみてみるのがいいかなと思ったんです．</p>
<p>で，同僚のK君がデータを整理してくれたんですが，<br />
そこから興味深い結果がみえてきました！</p>
<p>そこで，これから国試の不合格原因の分析と<br />
国試対策後半戦～直前対の対策について，<br />
4回に分けて連載しようと思います．<br />
6年生向けの企画ですが，<br />
<span style="color: #0000ff;">将来のために4年生・5年生の方も読んでほしいです．</span><br />
どうぞよろしくお願い申し上げます．m(_ _)m<a id="more-2224"></a><br />
　<br />
さて，10人中1人が落ちる医師国試において，<br />
最も大切なことってなんでしょう？<br />
高得点を取ること？<br />
違いますよね．10人中最後の1人にならない勉強法です．</p>
<p>これは，もはや常識．みんな分かってるんです．<br />
でもいざ国試を受けてみると，落ちるべくして落ちた人の中に混じって，<br />
「え！自分が！？なんで…模試でも半分より上だったのに…」<br />
という人がよくいらっしゃいます．</p>
<p>比較的近いレベルの学力の人が集まった医師国試において，<br />
過去問を参考につくられた予備校の模試の順位は，<br />
あくまで目安でしかありません．</p>
<p>重要なのは，</p>
<p><span style="color: #0000ff;">本番で出題される問題で，点が取れるかどうか．<br />
必修や公衆衛生など後半戦～直前でしか対策できないジャンルを，<br />
まわりに差をつけられないレベルでできるかどうか．</span></p>
<p>なんです．</p>
<p>この時期の対策の仕方によって，受験生は，<br />
急激に伸びる人や対策の仕方を誤ってしまい<br />
相対的な順位が下がってしまう人が出てくるため，<br />
国試本番は模試の成績通りにいかない場合が出てきます．</p>
<p><span style="color: #0000ff;">後半戦～直前の対策を誤ると，<br />
誰しも不合格となりえるのが医師国試なんです．</span></p>
<p>だからこそ，後半戦と直前の対策のやり方は間違いたくないところ．<br />
それは何かを，国試で不合格となった原因と結びつけながら考えてみる，<br />
というのが今回の連載のテーマです．</p>
<p>まず，基本を確認しましょう．<br />
昨年の国試の合格率は89.2％．10人中9人が合格します．<br />
合格基準は次の4つを「全てクリア」するというもの．</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-2219" title="104an_1" src="http://web-informa.com/blog/wp-content/uploads/104an_1.gif" alt="" width="300" height="126" /></p>
<p>つまり，<span style="color: #0000ff;">(1) 必修を8割，(2) 一般約65％，(3) 臨床約65％，</span><br />
(4) 禁忌肢選択3問以下，<br />
この基準をクリアすればおそらく105回も合格できるわけです．<br />
これを覚えておいてくださいね．</p>
<p>国試対策後半戦～直前対策のキモは，<br />
<span style="color: #0000ff;">「この基準を確実に突破するために，何を優先してやるべきなのか」</span><br />
これにつきます．</p>
<p>そのためのポイントはこの5つ！</p>
<blockquote><p><span style="color: #0000ff;"><strong>　(1) 必修対策（禁忌肢）<br />
　(2) 公衆衛生対策<br />
　(3) 弱点をなくす<br />
　(4) 本番慣れ<br />
　(5) 効率良い得点力アップ</strong></span></p></blockquote>
<p>次回から，この5つのポイントについて，お話したいと思います．<br />
特に重要なのが（1）と（2）！<br />
どちらも，<span style="color: #0000ff;">国試において重要性が高いだけでなく，<br />
問題集が秋に発売となるため，国試対策後半戦～直前で差がついてしまうのです．</span></p>
<p>必修対策も公衆衛生対策も，今後，各論として<br />
メディックメディアのそれぞれの担当者が具体的に書いてくれる予定なので，<br />
この連載では，昨年の採点サービスのデータをもとに，<br />
そこにつながる総論的な話をしていきたいと思います．</p>
<p>それでは，次回もよろしくお願いいたします．</p>
<p> <br />
（編集部 M）</p>
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