2011年12月 の記事一覧
6年生のみなさん,こんにちは.編集部のKです.
もういくつ寝るとお正月…を通りこして,国試のことが気になる冬.
手をつけなければならない科目があります.そう,「公衆衛生」です.
「でもまだメジャーが片付いていないし,直前にササッと解いて終わらせるよ」
う~ん,それ,キケンです.
公衆衛生が国試でどれだけ出るのか,お話ししますね.
◆ 一般問題に占めるウエイトに注目 ◆
国試で最も出題される科目,それは「循環器」でも「神経」でもありません.
「公衆衛生」です.
公衆衛生は毎年,平均で60問程度出題されます.
国試が全部で500問ですから,12%を占めるわけです.
105回は公衆衛生が57問出題されました.(カウントは弊社基準による)
その内訳は,
●一般問題…42問!(一般全体の21%)
●必修問題…9問!(必修全体の9%)
●臨床問題…6問!(臨床全体の3%)
特に一般と臨床に占める割合が大きいことがわかりますね.
「でも,一般問題は1問1点だから,1問3点の臨床問題,
つまりメジャー科目のほうに力を入れるほうがいいですよね?」
いえいえ,それは落とし穴です.
次の表で,国試の配点を復習しましょう.

医師国試では,(1)必修問題,(2)一般問題,(3)臨床問題が
それぞれ別々に採点される,ということはもう知ってますよね?
この3ブロックについて,定められた基準
(必修は80%の絶対基準,一般と臨床は60~70%の相対基準)
をすべてクリアして,はじめて合格となるわけです.
配点の表を見てもわかるとおり,臨床問題は1問3点と高く見えますが,
結局600点満点で採点されるのですから,
200点満点の一般問題と,実質的には1問の重さは全く変わらないのです.
(必修問題はその中の一般と臨床が合計されるため,臨床問題の比重が高くなります)
たとえ臨床問題で600点満点を取ったとしても,
一般問題で126点だったらあと1点足りず,涙をのむ…
逆に臨床問題368点,一般問題127点,
ほかの基準も満たしていれば,ギリギリでも合格!
医師国試は高得点を狙うのではなく,
バランスよくすべての基準をクリアする試験なのです.
◆ 1月は『サブノート』で“知らない用語”をなくそう! ◆
ではあと1ヵ月ちょっと,具体的にどうすればいいか.
『QB公衆衛生』を解くのは必須です.
毎年,9割以上の受験生が『QB』で公衆衛生対策をしています.
集中してまず1周,弱点の洗い出しで2周,は絶対です.
参考:QB公衆衛生とサブノートをやる時期は?
http://web-informa.com/benkyo/ph/20101221/
しかし,公衆衛生はQBだけでは足りません.
時事的な内容がよく出題されるため,過去問で対応しきれない内容が
ここ最近はよく出るようになりました.
そこで必要なのが,『サブノート』を読み込むこと.
1月は『サブノート』を使って, “知らない公衆衛生用語”をなくしていきましょう.
例えば…1つ例を出します.
「地域包括支援センター」という用語,みなさん知ってますか?
この言葉,前回のガイドライン改訂で追加され,
103回国試ではじめて出題されました.しかもいきなり,3問も.
「地域包括支援センター」,この言葉からは何のことかわからず,
正答率がかなり低くなりました.
でも「地域包括支援センター」が“高齢者に関する施設”だと知っていれば,
細かい事業内容を覚えていなくても,正解を選ぶことができたのです.
もちろん,新しい内容なのに細かいことを聞いてくる問題も,出題されています.
新手の用語の登場,これに対処するには『サブノート』が一番です.
■サブノート 保健医療・公衆衛生
http://www.medicmedia.com/doctor/book/sn.html
■クエスチョン・バンク 公衆衛生
http://www.medicmedia.com/doctor/book/qb_pub.html
今年の『サブノート』は,予防接種や感染症法など,新しい情報になっています.
もちろん統計も更新しました.
面倒でも,新しい『サブノート』と『QB公衆衛生』を使ってくださいね.
それではみなさん,どうぞよい年を!
(編集部 K)
投稿:2011年12月28日 カテゴリ:● 公衆衛生
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編集Mです.
10月に新バージョンが出てご好評いただいている,『レビューブック内科・外科』9版.
この巻末に,「鑑別!1st Impression」という新企画が掲載されています.
簡単にいえば,CBT対策・国試対策で役立ちながら,研修医になって必要になる鑑別診断の思考の土台作りにもなるというコンテンツです.
卒後臨床研修が必修化された現在の医学生は,多くの方が初期救急や当直を経験します.
でも国家試験スタイルで勉強してきただけの方は,例えば「腹痛」という主訴できた患者さんに対し,「見逃してはいけない疾患」「コモンな疾患」という軸で,系統をまたいで横断的に鑑別疾患を列挙したり,それに応じて的確に問診・診察をしたりするということはなかなかできない.
かといって,学内試験,CBT,実習,マッチング試験,卒試,国試と多忙な医学生が,試験対策とは遠い鑑別診断・症候学の勉強をするのはつらい…
だからこそ,基本は試験対策に便利なまとめ集・チェック集なんだけど,実は臨床的思考の土台づくりに役立つという「鑑別!1st Impression」が,今の医学生には受け入れやすいのではないかと僕は考えています.
「鑑別!1st Impression」の紹介はコチラ
その1 http://web-informa.com/books/20111020-2/
その2 http://web-informa.com/books/20111101/
その3 http://web-informa.com/books/20111104/
で,ここでニュースです!
2011年12月17日 10時から広島大で,
この「鑑別!1st Impression」をテキストにした症候学のデモ+レクチャーが開催されるそうです!
講師は,この「鑑別!1st Impression」をご監修いただいたY先生.
「最初に5分ほど,各症候についてデモをし,その後15分でその症候の診方のレクチャーをします.
例えば,頭痛の症候であれば,髄膜炎の診療風景を5分ほど見てもらい,その後15分で頭痛全般のレクチャーをする,という感じです.
20分1セットで,僕が限界になるまでやります(笑).」
だそうです! 5時間といっても途中参加OK,途中退出OKで無料,わきあいあいとした感じみたいですね.
詳細はコチラ
http://home.hiroshima-u.ac.jp/soshinhp/syokogaku.html
●日時:2011年12月17日 土曜日 10時~15時 (開場:9時30分)
●場所:広島大学医学部霞キャンパス 第4講義室
●対象:医学生(4~6年生),初期研修医,若手医師
●参加費:無料(事前申し込み不要)
NHKの『ドクターG』みたいに,疾患を当てるような形式なのでしょうか,
優秀回答者には景品もあるとのこと!
しかも,先着20名に,『レビューブック内科・外科』贈呈だそうです!
驚きです.
監修の先生はとても教えることに熱心な,総合診療の若手のホープ.
学生の方は実感しにくいかもしれませんが,プロフェッショナルが,ボランティアで5時間も時間を割いて人に教えるって,本当に文字通り「有り難い」こと.
ここまで監修の先生が学生の方のためにしてくださるのですから,私たちもなにかできればと思い,景品に協力させていただきました.
メディックメディアからは,『イヤーノート』や『診察と手技がみえる』,『イヤーノートATLAS』などの景品を出しますよ.
『イヤーノートATLAS』は10冊も用意.今年から『イヤーノート ATLAS』が『イヤーノート』に同梱されたために,今年『イヤーノート ATLAS』が購入できなかった方は狙い目かも.
広島大の方はもちろん,他大の方もぜひぜひ参加してみてくださいね!!!
すでに『レビューブック内科・外科』をお持ちの方は,テキストとして使われるのでお持ちください.
気張らずに,「のぞいてみる」くらいの気持ちでも,広島観光に行くくらいの気持ちでもいいので,ぜひぜひご参加ください.
初期救急や総合診療に関心がある方,プライマリケア教育に力をいれている研修病院を目指したい方は,めったにないチャンスです.
関西の学生さんも,早起きすれば行けますよ~
(編集部M)
投稿:2011年12月15日 カテゴリ:● レビューブック
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[6年生向け]
必修対策はこの2つだけでOK☆
『QB必修』と『RB 必修・禁忌』
みなさんこんにちは☆編集部のS藤です.
先週からお送りしている「必修対策」シリーズ,第三弾です.
[第一回]年内に開始して,『QB必修』2周以上が標準!
http://web-informa.com/benkyo/hisshu/20111130-2/
[第二回]『QB必修』推しメン ベスト3
http://web-informa.com/benkyo/hisshu/20111202/
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まずは前回のクイズの答えから.
[問題]睡眠時無呼吸症候群(SAS)のAにあたるのはどれか.
a accident
b acute
c aphasia
d apnea
e arrest
(QB必修2012 Part3に収録)
[解答]d apnea(無呼吸)
【解説】SASはsleep apnea syndromeの略.
他の選択肢は,
a accident … 事故
b acute … 急性の
c aphasia …失語(症)
e arrest … 停止
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前回は,『QB必修』の3つの特長をお伝えしました.
続いて今回は,必修のオススメ勉強法と,
『QB必修』と併せて使いたい,『RB 必修・禁忌』をご紹介します!

★ポイントは3つ!★
1.『QB必修』と『RB必修・禁忌』の併用で,知識を定着させる
必修問題の出題範囲は,メジャー科,マイナー科,産婦人科,小児科,
公衆衛生,その他診察・手技など,多分野にわたりますが,
各論の勉強が大体終わっている,これからの時期は,
必修のために各科の教科書を出してきて,各論を勉強し直すのではなく,
各分野の,必修に出題される部分だけを抽出して効率よく勉強しましょう.
『RB必修・禁忌』には,必修出題範囲全てが,必修問題に必要なレベルで収録されているので,
『QB必修』で気になったことはほぼ全て,1冊で調べることができます.
さらに,『QB必修』の問題の解説部分には,
『RB必修・禁忌』の参照ページが載せてあるので,調べるのも手間いらずなんです☆
必修対策は『QB必修』と『RB必修・禁忌』の2つで,
スマートにこなしましょう♪
2.必修特化期間をつくろう!
まとまった分量の必修問題を一気に解くことが,
“必修脳”(必修に特化した思考回路)を鍛えるポイントです.
変な言い方ですが“体で覚える”ような感覚で,
出題者が何を問いたいのかを体感し,
必修特有の思考回路を身につけていきましょう.
他の勉強と並行しながら毎日少しずつ進めたり,
一問一問について関連事項をじっくり深める勉強をするのではなく,
まずは1回,『QB必修』のPart1からPart3まで通しで解いてみましょう.
3.年内に8割がた完成させて,超直前にもう一周して感覚を取り戻す
年が明けるといよいよ残り1カ月ちょっと.
あれもこれもやらなきゃ!と
焦りが生まれやすい時期になってきます.
年明けからは,余裕をもって全体の見直しができるように,
必修も年内には大体固めておくのがおすすめです.
必修は公衆衛生分野など,短期記憶が重要な出題も多いです.
超直前期には,必修を解く勘を取り戻すのに加え,暗記事項を頭に詰め込むため,
苦手な分野を重点的に,是非もう一周解いてみてください.
★『QB必修』で間違えた部分を書きこむのもオススメです★
書きこんでつくった自分専用の『RB必修・禁忌』は,
国試当日の強~い味方になってくれます.
間違えやすい部分や重要ポイントを確認できるのに加え,
試験直前にふと頭をよぎる・・・
「あれ,血液型のオモテ試験とウラ試験って,どっちがどっちだっけ??」
「冷蔵保存しなきゃいけない検体ってどれだっけ?」(105回国試で出題)
「Apgarスコア,うろ覚えかも・・・」
色々な疑問を,たとえ開始5分前であっても,
サクっと解決できます!
とてもコンパクトなので,
試験会場に向かう電車の中でも楽々チェックができますよ!
1冊で必修の知識の総まとめができる,『RB必修・禁忌』
ゼヒ一度,手にとって見てください!!
※実はこの『RB必修・禁忌』,社内在庫はすでに品切れしてしまい,
現在メディックのWEB SHOPで注文していただくことができません.
書店にはまだあると思いますので,ぜひぜひお早めにチェックしてみて下さい!
これで必修対策のメルマガはラストです!
最後まで読んでいただきありがとうございました.
受験生の皆さんを,心より応援しています!!!
(編集部S)
投稿:2011年12月10日 カテゴリ:● 必修対策
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(第1回の記事はこちら)
(第2回の記事はこちら)
◆ メリハリが大切!
――「4巻目のQB必修」!すごい言い方.でもその通りだと思う.
やっぱり国試対策後半戦の山は,なんといっても公衆衛生ですね.
……さて,これまでけっこういろんな話が聞けました.ありがとう.
ちょっと整理してみましょうか.
K:
だいたい僕の国試対策はこんな感じかな.
(1) まず『QB必修』を徹底的にやる.救急やマイナー対策をかねて.
(2) 消化器,循環器,呼吸器,神経はエース級.
小児,産科,内分泌は準エース級.
これらの『QB』は徹底的にやる.
(3) 婦人科,腎臓,アレ・膠・精神は頻出疾患を意識して効率よくやる.
(4) メジャーの『QB』(血液,感染症,中毒,救急,麻酔)と
精神以外のマイナーの『QB』は切る.
※ただし必修レベルの疾患は必修対策の中で徹底的にやる.
(5) 『QB公衆衛生』は徹底的にやる.
――徹底してますね.
K:
要するに,メリハリなんです.
全部をダラダラやるか,6割をしっかりマスターするか.
好みの問題ですが,私は全部をだらだらやる時間が無かったので,
「切るところは切る.抑えるところは抑える」を徹底しました.
やるべきことは,
● 合格するためには何が必要か.
(必修以外で,最終的に65%以上取ること)
● そのためには自分をどこまで高めればいいのか.
(実力で6割強解けるようになること).
ということを冷静に分析し,分析に沿って計画し,
そしてその通りに行動することです.
具体的にどれを切るかとかは,個人の判断でいいと思います.
でも,僕の方法は,全員に勧められるものかどうかはわかりません.
あくまで,医師以外の目標をみつけた僕が,時間がない中で,
「合格」という結果のみを追求した場合の医師国試対策パターンです.
医師という職業を目指す一般的な医学生にとっての国試の目的って,
本当は単に「合格」だけではないはず.
――これから,研修医として現場っていうあたらしいステージで働き,
あたらしいことを学ぶために,
机の上の勉強だけでも予めちゃんとやっておこう,
いままで学んだ知識を総整理しておこう,という意味もありますよね.
将来の目標によっても勉強法は変ってくるはず.
K:
そうですね.自分自身がどうするかは,自分で決めて欲しい.
具体的に「どれを切ろう」とか,「いや全部やろう」とか,
「この科はちゃんとやろう」というのは,個人の判断でいいと思います.
――うん.こういう人もいたんだ,っていうくらいで参考にしてもらえればいい.
あとは人それぞれですよね.
それでは,今日は本当にどうもありがとうございました.
K:
みなさん,国試勉強がんばってください.
医師として働く皆さんの人生が,
少しでも輝かしいものになることを祈っています.
◇◇◇◇◇
Kさんの話,面白かったですね.
でも,編集者である僕がみなさんに本当に知っておいて欲しかったのは
どの科目を切るとか切らないとかということではありません.
それは参考程度.
そもそもKさんと同じ方法をとったからといって,
みなさんが同じように70%取れるかどうかはわかりません.
知って欲しかったのは
「いままでほとんど勉強してなくて」
「学校の成績も悪くて」
「まだ『QB』もやってない」人でも,
“国試対策はまだ間に合う!”
ということなんです.
あきらめずに,自分の現状を把握して,
冷静に優先順位をきめて勉強してみてください.
あと補足です.
疾患という意味ではマイナー科目は,
重要なものは必修の範囲で問われますが,
聞かれる内容に違いがあることもあるし,
マイナーはインタビューでも話してあるように, 出るパターンが狭いので
やった分だけ得点アップにつながりやすいです.
放射線科はほんとうに「ほとんど出ない」ので切ってもいいと思いますが,
他のマイナー科は,過去5年分だけでもいいので,
『QB』をやっていたほうが安全だと思います.
特に「精神科」はマイナーのなかでも際立って出題が多いので,
要注意です.精神科だけは絶対に切らないで.
最後に,コストパフォーマンスという意味では,
小社の『レビューブック』メジャーとマイナーもオススメです.
机の上では,優先順位を決めて『QB』を解く.
移動時間など,ちょっとしたときに,『レビューブック』を繰り返し眺める.
というのがいいんじゃないでしょうか.
それでは,長~い記事で申し訳なかったですが,
最後まで読んでくださってありがとうございました.
国試ラストスパート,悔いのないように走ってくださいね!
(編集部 M)
投稿:2011年12月9日 カテゴリ:● QB の使い方
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◆ メジャーはエース級に集中攻撃!
――マイナー対策は,『QB必修』のなかでやるんだね.
じゃあメジャー対策はどうしたの?
コストパフォーマンスがいい方法ってあるの?
K: メジャーも全部やるのはしんどいですね.マイナーの比じゃない.
だから,コストパフォーマンスというキーワードで国試対策を考えたとき,
メジャー対策は最も重要なポイントだと思います.
まず,出題数が少ないメジャー科目に注目します.
――じゃあ,メディックメディアで調べた過去5年の 各科の出題割合があるから,
これを見ながら話そうか.

(クリックして画像を拡大)
K: まずは腎臓,アレ・膠,血液,感染症,中毒,救急,麻酔 に目を付けましょう.
出題数,少ないですね. 出題が少なすぎる中毒,救急,麻酔を切るのは当然.
中毒やこれにプラスして何を切るか?
僕のオススメは,「血液と感染症を切る」ことです.
――なんで?
K: この2つは出題数が少ないくせに,分量が多いからです.
しかも,血液とか感染症って,
目に見えない疾患が多くて,わかりにくいですよね.
だから,私はやりませんでした(笑).
――たしかに消化器に比べたらわかりにくいけど…(笑).
K: 自分にとって,その科が勉強しやすいか,勉強しにくいかっていうのも,
コストパフォーマンスを考える上では一応ポイントですね.
もちろん,血液や感染症が得意な人は,やってもいいですし, 繰り返しになりますが,
必修でカバーされている血液と感染症の疾患は ゼッタイにちゃんと押さえるんですよ.
――腎臓やアレ・膠はやったの?
K: 腎臓は出題数は少ないけど,重要疾患が少なくて覚えやすく,
コストパフォーマンス的に得だと考えたので解きましたね.
膠原病も同様の理由から解きました.
ただ,アレルギーとかはよくわからないので,
RA,SLE,MCTDなどの大切な膠原病だけをしっかり抑えました.
――これらはメジャーのなかでは,脇役みたいな科だよね. エース級の科はどうしたの?
K: エース級って,出題数が30題クラスある残りの重い内科ですよね.
消化器(消化管,肝胆膵),循環器,呼吸器,神経…
はっきり言って,超重要です.
全部やりましょう!
国試までの予定は「この残りの内科を中心にスケジュールを組む」 ことをお勧めします.
マイナー,血液,感染を省エネで乗り切ったのですから,
ここはがっつり抑えましょう.
得点源ってやつです.
特に,呼吸器はほかに比べて『QB』が薄いわりに 出題が多いのでオススメです.
大好きです.
これらエース級はゼッタイに妥協しないほうがいいと思う.
あと内分泌・代謝は準エース級なので,
ちゃんとやったほうがいいと思います.
◆ 小児・産科はエース級扱いで!
――小児・産科・婦人科は?
K: メジャーの中でも,小児科,産科は,時代の流れもあるのか,
エース級に匹敵する出題数の多さですね.
だから大事です.おさえてください.
一方,婦人科はけっこう落ちる.血液と同じくらいですね.
だから,メジャーな疾患だけしっかり押さえて,
マニアックなやつは流してもいいと思います.
僕なんか,ホウジョウキタイから下はみんなよくわからない.
「胎盤の病気だっけ?」くらいのレベルです.漢字もかけません.
出題されてもどうせ一題ぐらいだから,捨てました.
◆ 「実力で解ける問題」と「実力じゃないけど解けちゃった問題」
――なるほど.じゃあラスト,公衆衛生は?
K: 超重要!!
でも,公衆衛生の話をする前に,ちょっと一回脱線しましょう.
僕は,65%突破を考えるときに,国試の問題を
「実力で解ける問題」と「実力じゃないけど解けちゃった問題」
の2つに分けて考えます.
「実力で解ける問題」っていうのは,いままで話してきたように,
自分がしっかり勉強して,そのうえで自信を持って解答できた問題.
ぼくは,これが自分の得点のなかでだいたい60%くらいだと思う.
65%に届いてないですね.
でも国試は5択のマークシートだから,打率2割でヒットが打ててしまう.
60%自信を持ってとけたら,残りの40%のなかの20%, つまり8%は「実力じゃないけど解けちゃった問題」が出てくる.
つまり得点率は68%で,65%を超える.
――確かに.
でも今の国試は,まぐれで解けないようにX2が増えてきているし,
新傾向問題として「実力じゃないと解けない問題」が増えてくるよ.
参考
「103回国試から新形式が! これから必要なチカラって…?」その1
「103回国試から新形式が! これから必要なチカラって…?」その2
K: 確かに今後は,僕の方法だけだとちょっとキビシイ可能性もある.
でも,一応,6年間医学部にいて,多少は医学に触れていて,
実力じゃないけど「たぶんこうだろう」っていう感じのカンみたいなもので,
正解できることもある. 「まぐれ」じゃなくて「経験的なカン」っていうか.
臨床問題なんか,完全に「まぐれ」狙いで選択肢を選ぶことは少ない.
わからなくても「経験的なカン」を働かせているから,
実力とは言えないまでも「まぐれ」より正答率は高いはず.
こういう要素をひっくるめて,
「実力で解ける問題」を60%にすると68%くらい行く気がする.
実際,僕の得点は70%くらいでした.
◆ 『QB公衆衛生』は「4巻目のQB必修」!
――なるほど.それと公衆衛生はどういう関係があるの?
K: 公衆衛生っていのは,いわゆるサイエンスとしての医学と違って,
本当に知っているか,知っていないかの世界.
しかも学生時代ほとんど勉強しないし,しても,ほぼ忘れる.
忘れてなくても最新の情報じゃないと使えない.
「経験的なカン」が使えないんです.
だから知らないと本当に打率2割になってしまう.
しかも,必修にもけっこう出る!
必修8割を考えても,公衆衛生対策は手を抜けない.
――しかも,国試は一般と臨床が別々に採点され,
どっちも基準以上とらないとダメだけど,
公衆衛生って,一般でものすごく沢山でるから,
国試合格を考える上で,公衆衛生ってものすごく大きな山なんだよね.
一般1点,臨床3点っていう配点は必修以外では意味を持たないから,
公衆衛生をやらないとかなりの確率で一般落ちしちゃう.
僕はいつも学生に
「公衆衛生をなめたら国試は落ちる」って言ってるんだけど….
K: 確かに.公衆衛生は,カンでは解けない.
そして,沢山でる.最新の情報でないと意味がない.
でもパターンは決まっているから,やれば確実な得点源になる.
『QB公衆衛生』はめちゃくちゃ重要なんです.
僕は『QB公衆衛生』を「4巻目のQB必修」と呼んでいました.
——
(第3回に続きます)
投稿:2011年12月8日 カテゴリ:● QB の使い方
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こんにちは.編集部のMです.
国試までもうあと3ヵ月を切りました.後半戦が始まりましたね.
順調に対策している人なら,『QB』1周目が終わったり,
マイナー,公衆衛生,必修対策を意識しはじめたりしているかもしれません.
でも,やっと卒試も終わって秋からようやく本格的に『QB』を解き始めたという人も実は結構いるはず.
間に合うか心配ですか?
大丈夫.間に合いますよ.
これからはじめる,という人は,まず,
過去に「リンカクをつかんでから本気を出す国試対策」という記事がありますので,
これを参考にしてみてくださいね.
新・リンカクをつかんでから本気を出す国試対策 その1
新・リンカクをつかんでから本気を出す国試対策 その2
新・リンカクをつかんでから本気を出す国試対策 その3
「リンカクをつかんでから本気を出す国試対策」は,
早くから国試対策をしている人から,わりと時間がない人まで,
ある程度広い層に参考にしてもらえれば,と思って書いた記事でした.
さらに前回,
「クエスチョン・バンクで一番コストパフォーマンスが良い科目は?」
という記事を書きました.
『QB』の掲載問題数やページ数と,
その科の国試での出題数を比較し,
CPの良い科と悪い科を分析してみたものです.
で,今回の記事は,いわばこれらの続編.
ほんとにほんとに時間がない人のための,国試最短距離突破法です.
題して「国試 捨てる技術!」.
昨年も配信したメルマガですが,例年大好評なため,今年も再放送版で送信いたします.
(前回の105回国試を踏まえて、僅かに内容を改編しています)
これは,医学部在籍でありながら,
医師とはまったく違う進路を志すようになり,
某難関試験突破を第一目標にしつつも,
医師国家試験も受験したというKさんのインタビューです.
Kさんは,国試対策の勉強をはじめたのが冬.
もともとの学校の成績もかなり下のほうだったとのこと.
にもかかわらず,第一志望の試験も,医師国家試験も,
一発で両方合格されました.
Kさんはどうやって国試対策をしたのでしょうか?
メディックメディアの近くのレストランでインタビューしてみました.
◆◆ キーワードはコストパフォーマンス!
――学校の成績はどうだったの?
K:
成績表の7~8割は「可」です.
3年生のときなんか,ほとんどすべてのテストで再試験になり,
留年しかけました.
退学しようとも思いました(笑).
たぶん学年のなかで最下層だったと思います.
――それはやっぱり医師とは違う別の進路を考えていたから?
K:
そうですね.医学部に入ったのはいいものの,別にやりたいことができて…
だから医学部の勉強に身が入らなかったんです.
で,そのまま別の試験を受けるための勉強をはじめたので,
ほんとに医学の勉強をしないままに6年生の秋になりました.
医学部自体は卒業しようって思っていたので卒試の勉強はしましたが,
国試の勉強には全然手がまわらなかったです.
――『QB』もやってない?
K:
10月が終わった時点で,
『QB』は内分泌の一般問題を4分の1終わっただけでしたね.
――そこからどうやって合格レベルまでもっていったの?
K:
まず考えたのが,65%を確実に取るということ.
合格最低限までもっていけばいいんです.
だって,国家試験は高得点を取ることが目的ではありませんから.
キーワードは「コストパフォーマンス」です.
ここでは,コストとは勉強に費やす時間のことを指します.
つまり,僕は国試対策をする時間がほとんどなかったから,
短時間で得点効果の高い科目を徹底的に勉強し,
そうでない科目は切ったんです.
◆◆ マイナー対策は『QB必修』のみでいきました
――具体的にいうと?
K:
まず『QB』を並べてみましょう.
多いですね.うんざりしますね.
だからうんざりしないように,
まずマイナーは新品のまま片付けてしまいましょう.
そのほうが中古で高く売れます.
――あーっ,それはかんべんしてくださいっ!!
そもそもマイナーは重要じゃないですか!
K:
えっ!まさかっ!!と不安に思いますよね.
たしかに「マイナーが重要じゃない」っていうのはマチガイ.
マイナーはコストパフォーマンスのいい科目といってもいいと思います.
でも,『QB』マイナーを解くのが「コストパフォーマンスがいい」かというと,
それはちょっと違うと思うんです.
――マイナー対策は『QBマイナー』を使わないってこと?
K:
そうです.もう一度,最初に戻りましょう.
国試に受かるには,
(1) 必修8割
(2) 禁忌肢を3問以上選択しない
(3) 一般問題を一定基準以上突破→例年だいたい65%
(4) 臨床問題を一定基準以上突破→例年だいたい65%
ですよね.
この4基準を確実にクリアすることを徹底するんです.
このなかで一番怖いのは必修.
必修はカンタンっていうけど,
8割を確実に取るっていうのは,かなり壁が高い.
だから,冬から国試対策をした僕がはじめにやったのは,
『QB必修』を徹底的に解くということでした.
必修っていうのは,医療面接みたいに必修独自のテーマもあるけど,
大半はメジャー,マイナー,公衆衛生のエッセンスで構成されている.
普通の一般問題や臨床問題の勉強にもなるわけです.
それに禁忌肢がでるのも,基本的には必修.
だから,まず必修を徹底的にやるということは,
必修8割をとれる力をつけると同時に,
残りの2,3,4の合格基準に関係する力もある程度つけられるんです.
――つまり,マイナー対策は『QB必修』でやるってこと?
K:
そうです.具体的に眼科を例に挙げましょう.
白内障や緑内障,糖尿病性網膜症なんかは,
眼科のエースみたいな疾患ですね.
これらを学ばないで国家試験に臨んだら,きっと落ちます.
でも,これらはみんな必修対策のなかで学べるんです.
――確かに,マイナーって,出題範囲数が多くない中で,
眼科だったら白内障や緑内障,糖尿病性網膜症みたいに
重要疾患は結局ほぼ毎年出さないといけないから,
マニアックな疾患ってメジャーに比べて出にくいよね.
K:
そう,その「重要な疾患」,「毎年出る疾患」っていうのが
必修のガイドラインに基本的に入っている疾患なんです.
だから,マイナーを勉強しないんじゃなくて,
重要な毎年出そうなテーマを選んでマイナー対策をやることが,
「コストパフォーマンスがいい対策」ということになる.
それが結果的に『QB必修』をやるということなんですね.
――つまり,まず一番怖い必修対策をする.
その中で一般,臨床,禁忌肢対策はもちろん,
マイナー対策もやるってことだね.
あと,救急なんかも必修でかなり対策できるね.
K:
基本的にはそうですが,一番重要なのが必修であっても,
必修だけやればいいということではありません.
さっき国試の合格基準を4つ示しましたが,これを別の言い方に直すと
1 メジャー65%
2 マイナー65%
3 公衆衛生65%
4 ただし必修に出るものは80%
5 禁忌肢は3問以上選択しない
という感じにもできますね.
マイナーは,各科で「繰り返し出題される」疾患数が少ないために,
必然的に必修対策をしっかり行えば,
普通の一般・臨床での得点も65%に到達しやすい.
でもマイナーが『QB必修』のなかで十分できるのに対して,
メジャーはそうはいかない.
出題されうる可能性が高い疾患の数が多い.
必修対策だけでは到底太刀打ちできないですね.
——
(第2回に続きます)
投稿:2011年12月7日 カテゴリ:● QB の使い方
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こんにちは!編集部のS藤です.
受験生の皆さんは,寒い中勉強に模試にお疲れ様です.
私もかつて国試受験生でしたが,
今くらいの時期は,だんだん勉強に飽きてきたり疲れてきたりして,
つらい時期だったように思います.
忙しい時期ではありますが,
軽い運動はストレス発散になり,記憶力も良くなるらしいのでオススメですよ♪
まずは前回のクイズの解答です!!!
[問題]心臓超音波検査に使うのはどれでしょうか?

(QB必修問題2012Part1 収録)
[解答]右端のプローブ
【解説】左から,コンベックス(腹部領域用),リニア(表在臓器用),セクタ(心臓領域用)でした!!
前回は,105回を受験したモニターアンケートの分析で,
必修対策の標準は,
「年内に開始して,QB必修を2周以上」であることがわかりました.
http://web-informa.com/benkyo/hisshu/20111130-2/
続いて今回は,
『QB必修』の3つの特長についてナビゲートします!
題して,
★『QB必修』の推しメン ベスト3★
さて,
昨年もたくさんの先輩方に支持していただいた『QB必修』ですが,
※82%が使用(モニターアンケートより)
どんなおすすめコンテンツがあるのでしょうか.
1.“医療器具セレクション”が今年度版より新登場!!

医療器具の写真と用途のポイントを,
幅広い診療科の検査・治療にわたって「99点」集め,
Part1~Part3に巻頭カラーで追加しました!!
医療器具の写真から用途を問う問題は,最近よく狙われているのですが,
臨床実習を離れた今となっては,どうにも対策が難しい・・・
うちの大学で扱っていない道具が出たらどうしよう・・・
このように,不安の声があがっていました.
この“医療器具セレクション”に一度でも目を通しておけば,医療器具 画像問題対策にぐっと差がつきます♪
2.予想問題(当たる!!)
105回国試で,予想問題がズバリ的中!もしくはほぼ的中した問題は,
必修問題100問中,6問もありました!
http://www.medicmedia.com/doctor/informa42/#page=61
(INFORMA vol.42 58~59頁)
実は,過去問だけでは,
必修問題の出題範囲“ガイドライン”は網羅できないのです.
本番で未知の問題と出会い,焦る危険を少しでも減らすために,
QB必修には,未出題分野の予想問題を387問掲載しています!
また,医学英語の予想問題も,全70問掲載しています!
医学英語は103回国試から導入され,毎年3問程度が出題されています.
105回に出た問題を1問ご紹介しましょう↓
F15 正答率63.4%
疾患と診療分野の組合せで適切でないのはどれか.
a gall stone・・・・・・gastroenterology
b glaucoma・・・・・・・oncology
c renal stone・・・・・・urology
d stroke・・・・・・・・neurology
e thyroiditis・・・・・・endocrinology
[解答]b(緑内障・・・腫瘍学)
3点というと少なく感じる方もいるかもしれませんが,
必修問題200点満点中の3点は,決して軽視できませんよ!
3.禁忌注意報

『QB必修』では,過去問に禁忌事項が出てくるたびに,解説の最後に“禁忌注意報”を掲載しています.
これは自分の体験からも言えるのですが,試験が近付くにつれて,
なぜか禁忌肢の存在がだんだんプレッシャーになってくる人が多いです.
105回国試を受けた人からは,こんな体験談を聞きました.
1日目に禁忌らしいものを踏んで,以降それが気になって集中力を欠いてしまった.
禁忌肢を意識しすぎて,回避するため無難そうな答えを選んで間違えたり,空欄で出してしまった.
焦りすぎて,なぜか禁忌とわかっているものをマークしていた.
つまり,禁忌肢対策は平常心を保ち,本来の実力を出しきるために重要です.
でも,それだけのためにあまり時間は割きたくない・・・
“禁忌注意報”は,解いたばかりの問題の内容とリンクしているので,特別に身構えなくても,問題を解いていくうちに自然に禁忌を意識できます.
禁忌注意報の項目と掲載ページの一覧表もあるので,ざっと思い出したり確認するのにオススメ☆
次回は『RB 必修・禁忌』のヒミツを大公開です!!お楽しみに!
★★★おまけクイズ★★★
Q.睡眠時無呼吸症候群(SAS)のAにあたるのはどれか.
a accident b acute
c aphasia d apnea
e arrest
(QB必修2012 Part3に収録)
☆答えは,次回メルマガをお楽しみに!
(編集部 S)
投稿:2011年12月2日 カテゴリ:● 必修対策
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